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スズキ 第1四半期業績は増収増益  二輪販売5.6%増 インド・中南米がけん引

スズキ 第1四半期業績は増収増益  二輪販売5.6%増 インド・中南米がけん引

2026.08.08

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スズキ 第1四半期業績は増収増益  二輪販売5.6%増 インド・中南米がけん引

スズキの2027年3月期第1四半期の連結決算は、売上収益は前年同期比22.0%増の1兆7058億円、営業利益は11.2%増の1580億円となり、4~6月期として過去最高を更新した。税引前利益は61.2%増の2832億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は80.0%増の1836億円と、大幅な増益となった。原材料価格の高騰が利益を押し下げたものの、販売台数の増加や各拠点での収益力向上、為替効果などで吸収した。

 

事業別では、四輪事業の売上収益が前年同期比22.6%増の1兆5417億円、営業利益が同12.5%増の1343億円となった一方、二輪事業は売上収益が同18.7%増の1244億円、営業利益は同13.1%増の144億円で、増収増益を確保した。利益率は11.6%となった。二輪事業の売上収益増加には、販売台数の伸長が寄与している。

 

二輪車の世界販売台数は前年同期比5.6%増の57万9000台で、前年同期から3万1000台増加した。生産台数も1.5%増の54万3000台となった。販売ではインドと中南米の伸長が目立ち、欧州も前年を上回った。

 

地域別の二輪販売を見ると、最大市場のインドは29万9000台で前年同期比10.4%増となった。中南米は8万3000台で21.9%増、欧州は1万2000台で34.2%増、北米は1万台で5.5%増と、それぞれ販売を伸ばした。アジアでは中国が8万4000台で12.2%減、フィリピンが2万8000台で29.2%減となった一方、インドネシアは6000台で59.0%増、その他アジアも4万6000台で12.6%増となり、アジア全体では46万3000台、2.8%増となった。日本は7000台で9.4%減だった。

 

二輪の販売動向を地域別に見ると、インドを中心とするアジア市場の規模が圧倒的に大きい一方、中南米や欧州など複数地域で販売を拡大している点が特徴となる。特にインドは前年同期から2万8000台増加し、世界販売の伸びをけん引した。また、中南米も1万5000台増加しており、インド以外の成長市場の拡大が二輪事業の増収を支えている。

 

◆通期の業績予想

通期については、世界販売の好調を背景に売上収益を従来予想から1000億円引き上げ、6兆9000億円を見込む。営業利益は、中東情勢の悪化による原材料価格高騰の影響1100億円を織り込み、従来予想から300億円引き下げて5400億円とした。二輪車の通期世界販売計画は前期比3.4%増の233万7000台で、従来計画から1万6000台引き上げた。為替レートは米ドル158円、ユーロ183円、インドルピー1.68円を前提。

 

二輪事業では原材料価格や地政学的なリスクが続くなかでも、販売台数の増加と収益力向上を両立できるかが、今後の二輪事業の業績を左右するポイントとなりそうだ。

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