タイヤやバッテリー、エンジンオイルといった二輪車用の補修部品で値上げが相次いでいる。食料品と同様にエネルギー価格や円安、物流コスト、人件費の上昇など、あらゆる商品で起こっている値上げの波が、二輪車にも押し寄せている格好だ。補修部品の値上げが相次ぐことでユーザーにとってはメンテナンス費をかけるよりも、新車への乗り換えが得と感じるほどの状況にあるのかもしれない。
部品価格の高騰は、価格重視の買い回りユーザーにとっては大忙しで、最も安価な商品を目指して走り回ることになる。一方で、かつての車検のように販売店のアドバイスに任せるタイプのユーザーにとっては、定期的に補修部品を交換していることで、値上がりに悩むことは少ない。店舗にとっては優良顧客を維持するため、顧客リストの見直しに着手するべきか、悩ましいところだ。
二輪車用タイヤではブリヂストン、ダンロップともに9月からの値上げを控える。大型用品店など販売店では値上げ前にタイヤ交換をと需要の掘り起こしに余念がない。一般的なロードスポーツ用タイヤでも、ラジアルタイヤならば前後2本で少なくとも4万円前後の費用が発生するだけに、明確に実施時期がわかる値上げの前には否応に購入意欲が沸く。



