SHOEIは今年10月1日、ヘルメットの希望小売価格を改定する。同時にこれまで別料金としていた「P.F.S.(Personal Fitting System)」の施工料金を、希望小売価格へ組み込んだ新たな価格体系とする。原材料価格やエネルギー費、物流コストの上昇への対応が価格改定の背景にある一方、今回の改定ではP.F.S.を標準サービス化し、すべての購入者が追加費用負担を意識することなく利用できる体制を整えた点が大きな特徴となる。
同社は、原材料価格やエネルギー費、物流コストの高騰に加え、国際情勢の影響によるコスト上昇が長期化する中、生産効率化や経費削減などの企業努力を続けてきたものの、コスト増を吸収することが困難となり、価格改定を決定したとしている。
一方で、価格体系見直しは単なる値上げではない。P.F.S.はヘルメットの内装フィット感を高めることで走行時の安定性向上に寄与し、安全性と快適性を高めるサービスとしてヘルメット価格に追加料金の設定で展開してきた。
同社ではP.F.S.を「アクティブセーフティ(万が一を未然に防ぐ性能)」を支える重要な取り組みと位置付けており、施工料金を本体価格へ含めることで、すべてのユーザーが追加料金を気にすることなくP.F.S.サービスを受けられる環境を構築する。これにより、P.F.S.装着車両の普及を一層促進し、安全で快適なライディング環境の提供を目指す考え。
価格改定は主要ラインアップが対象で、値上げ幅は「J・O+」や「WYVERN∅ KIRIN MODELシリーズ」の3,000円から、「X-Fifteen Carbon」の3万円まで。P.F.S.施工料金は新規購入時にはヘルメット本体価格に含まれ、持ち込み施工は6,000円(税抜)からとなる。
なお、ヘルメットを被った状態でのフィット感は、微調整分割式センターパッドで可能としているが、同社のP.F.S.は専用計測器で計測して、よりユーザーひとり一人の頭に合う最適なフィット感を作りだす詳細な調整を可能としているもの。




