警察庁がまとめた2025年(令和7年)の運転免許試験合格者数によれば、原付免許の合格者は9万人を大きく超える。近年、原付免許の合格者数は減少傾向が続いているものの、なお9万人を超える規模で新規に免許を取得するユーザー層が存在することが改めて示された形だ。この数字は、生産体制が大きく転換する原付市場にとって、今後の需要を支える底堅さを示すものといえる。
原付一種を取り巻く制度の大きな転換がある。2025年10月31日をもって、それまでの総排気量50cc以下の原付一種バイクの国内生産は終了した。同年11月1日から適用される「第4次排出ガス規制」で、窒素酸化物や一酸化炭素の排出基準が大幅に引き下げられ、従来の50ccエンジンでは技術・コスト両面での対応が困難と判断されたためだ。



