ドゥカティジャパンは6月20日、新型「Panigale V4 R」の国内販売を開始した。税込価格は555万円となる。
同機種の日本市場における正式な販売価格と発売時期が明らかになった。新型Panigale V4 Rについては、すでに2025年9月にドゥカティ本社からモデル概要が公表されており、その性能や技術的特徴は世界の二輪業界で広く知られている。今回の国内発表は、その最新スーパーバイクの日本仕様と価格を正式にアナウンスする位置付けとなる。
Panigale V4 Rは、スーパーバイク世界選手権(SBK)のホモロゲーション取得を目的として開発された特別モデルで、ドゥカティのレーシングテクノロジーを市販車へ投入する象徴的な存在となる。その系譜は996 Rから始まり、999 R、1098 R、1199 Panigale Rを経て、2019年に登場した初代Panigale V4 Rへと受け継がれている。今シーズンのSBKではAruba.it Racing Ducatiチームのイタリア人ライダーであるニコロ・ブレガが23連勝記録を果たしている。

搭載されるエンジンは998ccのデスモセディチ・ストラダーレR。最高出力は218ps/15,750rpmを発生し、MotoGPマシン「Desmosedici GP」からフィードバックされた技術を数多く採用する。さらにオプションのアクラポビッチ製フルレーシングエグゾーストを装着した場合には、最高出力235psに達するという。
最新の電子制御システムや空力技術も投入されており、レース活動を通じて培ったノウハウを市販車へ反映。公道走行可能なモデルでありながら、サーキットでの高い競争力を追求した仕様となる。
国内での税込価格は555万円。近年の円安や欧州メーカー各社の価格改定が続くなか、国内二輪市場においても最高峰スーパースポーツの価格帯は500万円を超える水準が一般化しつつある。今回のPanigale V4 Rは、熱心なドゥカティファンやサーキット走行を楽しむハイエンド層、さらにはコレクター需要を意識したモデルといえるだろう。






