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伊ドゥカティ  250ccMX市場へ参入  「Desmo250 MX」発表

伊ドゥカティ  250ccMX市場へ参入  「Desmo250 MX」発表

2026.06.19

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伊ドゥカティ  250ccMX市場へ参入  「Desmo250 MX」発表

伊ドゥカティは6月18日、新型競技用モトクロスマシン「Desmo250 MX」を発表した。2025年に発表した450ccモトクロッサーのDesmo450 MXに続くモデルで、排気量249.7ccの単気筒エンジンを搭載。今年7月から欧州で販売を開始し、その後、北米や世界各国へ展開する予定。

 

ドゥカティといえば、スーパーバイクやネイキッドなどのオンロード向け高性能車が主力とし、そしてアドベンチャーモデルなどこれまでオフロード競技分野との結び付きは限定的だった。そのため、450ccモトクロスモデルの投入だけでも業界関係者の注目を集めた。さらに競争が激しい250ccクラスへ参入することは、同社のオフロード戦略が単なる話題づくりではなく、本格的な事業拡大を視野に入れたものであることを示しているといえそうだ。

 

Desmo250 MXには新開発の249.7ccデスモドロミック単気筒エンジンを搭載。12,500rpmで44.5馬力を発生し、最大1万5000rpmまで回転可能という高回転型ユニットを採用した。ドゥカティの象徴ともいえるデスモドロミック機構をモトクロス車へ投入することで、高回転域での伸びと広いトルクバンドの両立を狙う。エンジン開発には同社のスーパーバイク「パニガーレV4R」で培った技術も活用した。

 

 

車体面では450ccモデル譲りのアルミ製ペリメーターフレームとスイングアームを採用。ショーワ製サスペンションやブレンボ製ブレーキシステムを装備し、車重は燃料を除いた状態で103kgに抑えた。俊敏なハンドリングと高いコントロール性を追求している。

 

電子制御の技術面では、MotoGPやスーパーバイクで培ったノウハウを活用し、モトクロス用として開発されたトラクションコントロールを搭載。さらに運転状況からエンジン負荷を解析し、メンテナンス時期を最適化する「予知保全」機能も備える。競技用オフロード車において、こうした先進電子制御を本格採用する例は多くなく、ドゥカティらしい差別化ポイントといえそうだ。

 

現在のモトクロス市場では、日本メーカーやKTMなどが長年にわたり開発競争を繰り広げてきた。250ccクラスは若手ライダーの登竜門であると同時に、市場規模も比較的に大きい激戦区といえる。Desmo250 MXの市場投入は、ドゥカティが単に最高峰カテゴリーで存在感を示すだけでなく、将来的なオフロードユーザーの獲得やブランド育成まで見据えていることをうかがわせる。

 

 

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