ヤマハ発動機の国内販社であるヤマハ発動機販売は5月18日、来年1月より国内モーターサイクル販売体制を変更すると発表した。排気量やモデル特性に応じた最適な販売・アフターサービス提供を目的としており、401cc以上の大型モデルの販売は、ヤマハスポーツバイク専門店「YSP(YAMAHA MOTORCYCLE SPORTS PLAZA)」での取り扱いへ集約する。
再編では、126cc以上400cc以下のモデルは、従来通り「YSP」を含むスポーツバイク取扱店で幅広く販売を継続。地域密着型ネットワークを維持しながら、ユーザー利便性を確保する方針。一方で、401cc以上の大型モデルについては、専門知識を持つスタッフによる商品説明や、高度な整備・アフターサービス体制を重視する。2027年以降は「YSP」での取り扱いへ一本化する。大型車ユーザーに対し、車両特性に応じたサポートを強化し、長期保有を見据えた安心感の提供を狙う。
近年の大型モデル高性能化や電子制御化の進展にともない、販売時の商品理解や納車後サポートの専門性が求められていることから、今回の方針は“販売品質の標準化”を意識した動きとの見方もある。
現在設定されている「EXCLUSIVE Model」は2026年末で廃止。販売区分についても整理を行い、一部401㏄以上の製品モデルの取り扱いを行ってきた「スポーツバイク正規取扱店」と「スポーツ取扱店」を統合し、400cc以下モデルを扱う店舗名称を「400cc以下モデル取扱店」へ変更する。取扱区分をわかりやすくすることで、ユーザー側の混乱防止にもつなげる。
保証・点検・修理などのアフターサービスや、純正部品・用品供給については、従来通り「YSP」および「400cc以下モデル取扱店」で対応する。一部専用サービスや用品については、対応可能店舗での取り扱いとなる。
さらに、2026年末時点で一般販売店が保有する401cc以上モデルの在庫車については、2027年1月以降もYSP以外の店舗で販売可能としている。
今回の販売体制変更は、単なる販路整理ではなく、販売品質・整備品質・ブランド価値向上を見据えた再編として、今後の国内二輪流通に影響を与えそうだ。





