昨年、国内の排気量251㏄以上の小型二輪市場の販売台数は、前年をやや下回った。こうした中で、BMW Motorradは6000台の販売を超え、同銘柄では過去最高を記録した。今後は販売台数が高まるにつれて、成長の足取りはさらに加速するのか、減速するのか。本サイトではBMW Motorrad 大隅武ジェネラル・マネージャーに「6000台の向こう」での、一層の成長を目指すための戦略や取り組みなどの考えについて聞いた。
――昨年は国内の小型二輪の販売は減少に対し、BMW Motorradはプラスとし過去最高でした。前年および6000台を超えた要因についてどの様に認識していますか。
「まずは製品での要因が大きいといえます。昨年は例年になく、限定モデルなどを含めて15モデルを発売しました。さらに昨年に加え、2024年の前年に発売した主力となるR 1300 GSから同年年末にはR 1300 GSアドベンチャーを発売、そして昨年ではS 1000 RR、R 12 G/S、R 1300 R、R 1300 RS、F 900 R、F 900 XR、アーバンモビリティではクラス競合が少ないC 400 GTのモデルチェンジなど、アドベンチャーやスーパースポーツ、ヘリテージなど幅広いセグメントで新型を投入し、お客様からの高い支持が続いたことが挙げられます」
「昨年は、新たなディーラーとの流通形態の『WHOLESALE NEXT(ホールセール・ネクスト)』という、新しい在庫の仕組みを昨年から開始し、お客様がBMW Japanの豊富な在庫車両から、ウェブサイトの『STOCK LOCATOR(ストック・ロケーター)』よりお好みの車両を選択し、最寄りのディーラー店舗で納車する仕組みも始めています。一方で、お客様にはこれまで以上にブランドを体験して頂こうと考えてきました。イベントでも様々な展開を試みて、昨年は数年ぶりにお客様のタイムパフォーマンスを高めた『ナイトライダー・ミーティング』を東京で行い、新たに神戸でも開催していずれも予想を超える来場を頂き、多くのお客様にBMW Motorradに触れる機会が提供できました」
「昨年の国内市場の減少に対し、BMW Motorradについては、幸い国内市場の増減はあまり影響がありません。さらに季節による影響も同様です。私どものお客様の層は二輪ライダーの中でも趣味性が強く、四季に関係なくお乗り頂いており、新製品の発売などにも敏感なお客様が比較的に多いことで、二輪市場全体の動きに必ずしも比例しているわけではありません」
「とはいえ今後、国内の人口は減少していき、単純に二輪ユーザーも減る可能性が高いといえますが、そうした環境の中でも、趣味への時間や費用への消費傾向は高まるものとみられ、二輪ユーザーの拡大の余地は充分にあると考えています」

取材に応じる大隅ジェネラル・マネージャー
――6000台の次の成長段階として、社内体制や取り組み方など、今後変えていく必要性があると考えますか。



