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ホンダ 400cc直4コンセプト公開  CB400系後継、E-Clutch搭載でミドル市場再活性へ

ホンダ 400cc直4コンセプト公開  CB400系後継、E-Clutch搭載でミドル市場再活性へ

2026.03.22

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ホンダ 400cc直4コンセプト公開  CB400系後継、E-Clutch搭載でミドル市場再活性へ

ホンダは3月20日、第42回大阪モーターサイクルショー2026(会場=インテックス大阪)で次世代400ccクラスのコンセプトモデル「CB400 SUPER FOUR E-Clutch Concept」、スポーツモデル「CBR400R FOUR E-Clutch Concept」を公開した。新設計の直列4気筒エンジンと新プラットフォームを採用したミドルクラスモデルで、電子制御クラッチ「Honda E-Clutch」など先進電子制御技術を組み合わせることで、新世代の400ccスポーツの方向性を提示する。

 

公開されたCB400 SUPER FOUR E-Clutch Conceptは、1992年に登場したCB400 SUPER FOURの系譜を継承するスタンダードネイキッド。「Next Stage CB “すべての瞬間が、楽しさにつながる”」をコンセプトに、日常域からツーリングまで幅広く楽しめるジャパニーズネイキッドの進化形として開発された。

 

一方、CBR400R FOUR E-Clutch Conceptはフルカウルスポーツとして提案されたモデル。「New Generation Sport “普段使いから得られる高揚感”」をコンセプトに掲げる。金属を削り出したようなソリッドな面構成と近未来的な灯火デザインを取り入れ、スポーツ性と先進性を表現した。

 

両モデルは、新設計の直列4気筒エンジンを中心に、車体・足回りを含めた新プラットフォームを採用。クラッチ操作を自動制御する「Honda E-Clutch」に加え、スロットル操作を電子制御する「スロットルバイワイヤ」を採用することで、扱いやすさとスポーツ性の両立を図るとしている。

 

CB400 SUPER FOUR E-Clutch Concept

 

CBR400R FOUR E-Clutch Concept

 

 

◆国内流通に与えるインパクト

両モデルの発表は、国内二輪流通にとっても象徴的な意味を持つ。2022年以降、長年国内ミドルクラスの中心モデルだったCB400 SUPER FOURの生産終了により、400cc直4カテゴリーは事実上空白状態となっていた。

 

国内販売店では「教習車・リターンライダー・大型前ステップ」という3つの顧客層を支えてきたモデルが消えたことで、代替車種の提案が難しくなっていたとの声も少なくない。そのため今回の直4コンセプトの公開は、販売店の間でも「CB400系の実質的後継を示唆する動き」と受け止められているものとみられる。特にネイキッドのCB400系は中古市場でも価格が高止まりしており、流通現場では供給不足が続いている。

 

また、電子制御クラッチのHonda E-Clutchの採用は、販売現場にとっても新たな訴求ポイントとなる可能性がある。クラッチ操作を自動制御することで、初心者やリターンライダーの乗りやすさを高める一方、従来のマニュアル操作の楽しさも残す構造とされており、「MT離れ」への対応技術として注目されている。

 

 

◆教習・国内市場との親和性

国内二輪市場では、400ccクラスは免許制度と密接に関係する独自カテゴリーであり、販売店にとっては重要なボリュームゾーンでもある。とりわけCB400 SUPER FOURは長年にわたり教習車としても採用されてきた経緯があり、販売現場では「教習車の流れをそのまま市販車購入につなげるモデル」としての役割を担ってきた。

 

今回の新型直4プラットフォームが市販化されれば、教習車用途や国内向けミドルスポーツ市場の再構築につながる可能性に期待が集まる。

 

同モデルは今後、第53回東京モーターサイクルショー(東京ビッグサイト)および第5回名古屋モーターサイクルショー(Aichi Sky Expo)でも展示される予定で、国内ミドルクラス市場の今後を占うモデルとして業界の注目を集めそうだ。

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