KTM Japanは次世代スーパースポーツモデル「KTM 990 RC R」を今年4月に発売する。税込価格は219万9000円。MotoGPプロジェクトで培った技術を投入し、サーキット性能とストリートでの実用性を両立したモデルとして投入する。
同モデルはKTMのRCシリーズにおける新たなフラッグシップ的ポジションを担うスーパースポーツで、同社の研究開発部門が蓄積してきたレースデータや空力技術を基盤に開発された。特に同社のモータースポーツ活動、なかでもMotoGP参戦プロジェクトから得られた技術的知見が設計に反映されている点が特徴としている。
パワーユニットにはEURO5+に適合したLC8c並列2気筒エンジンを搭載。排気量は947ccで、最高出力127.84PS(9500rpm)、最大トルク103Nm(6750rpm)を発生する。エンジン単体重量は約57kgと軽量コンパクトに設計した。
車体面では、専用設計の高剛性スチールフレームと、剛性としなりのバランスを最適化したスイングアームを採用。タイヤからのインフォメーションを車体の動きを通じてライダーへ伝えるハンドリング特性を追求した。さらに、風洞実験に基づくエアロダイナミクス設計、WP製APEXサスペンション、Brembo製4ピストンキャリパー「HyPure」ブレーキなど、ハイエンドコンポーネントを標準装備する。
電子制御装備も充実しており、8.8インチのTFTフルカラーディスプレイを中心に、RAIN、STREET、SPORT、CUSTOMの4種類のライドモードを搭載。ABSもSTREET、SPORT、SUPERMOTO+、SUPERMOTOの4モードを備える。さらにオプションの「TRACK PACK」ではトラック専用モードやテレメトリー機能などが追加される。
一方で、同モデルは純粋なサーキットマシンではなく、日常使用も想定した設計となる。ライディングポジションはレーシング志向ながらロングライドにも対応できる調整幅を持たせ、膝や腕、手など6つの接触ポイントでライダーを支えるエルゴノミクス設計を採用。調整可能なフットレストや15.7リットルの燃料タンクなど、実用性にも配慮した。

次世代スーパースポーツモデル「KTM 990 RC R」

タッチスクリーン搭載の8.8インチTFTフルカラーディスプレイ
KTMのグローバルマーケティングマネージャーは「ネイキッドやアドベンチャー、オフロードでは高い競争力を持つ一方、特定のスポーツライダー層を熱狂させるモデルが不足していた。990 RC RはMotoGPプロジェクトの努力の結晶であり、長年実現したかったモデル」などとコメントしている。
国内市場では近年、スーパースポーツカテゴリーは縮小傾向にあるものの、ミドルからリッタークラスの高性能モデルに対するコアユーザーの需要は依然根強い。KTMは同モデルを通じて、サーキット志向のスポーツライダーだけでなく、プレミアム志向のストリートユーザーの取り込みも図る構えだ。
■KTM 990 RC R
・メーカー希望小売価格:219万9000円
・エンジン型式:水冷4ストロークDOHC 並列2気筒
・総排気量:947 cc
・最高出力:127.84PS / 9500 rpm
・最大トルク:103 Nm / 6750 rpm
・変速機:6速
・タイヤ(F/R):120/70 ZR-17″/180/55 ZR-17″
・ホイールベース:1481 mm
・シート高:845 mm
・燃料タンク容量:約15.7 ℓ
・車輌重量:約184 kg(燃料除く)
・保証期間:4年間(条件有り)
・生産国:オーストリア
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