スズキの2026年3月期第2四半期の連結業績は、前年同期と比べ売上は微増、利益は減少であった。売上収益は前年同期比0.3%増加の2兆8642億円、営業利益が同17.5%減少し2765億円、税引前中間利益は同11.8%減少の3322億円、親会社の所有者に帰属する利益は同11.3%減少して1928億円となる。
営業利益は、日本での四輪事業が堅調に推移した。一方、市況変化や原材料価格の上昇に加え、インド・欧州で四輪販売台数が減少した結果、2,765億円となり前年同期に比べ585億円(17.5%)減少した。二輪では、売上は台数増加により増収となり、原価低減などで改善努力したが、為替影響と売上構成の変化などが影響し減益となった。
設備投資は前年同期よりも18億円増の1700億円、研究開発費では同114億円増やし1349億円であった。
事業別の業績は、四輪事業の売上収益は2兆5881億円と前年同期並みで、営業利益は前年同期に比べ19.1%の2,373億円。四輪は為替影響や原材料価格の変動と成長投資に関する費用の増加により、減収減益。
二輪の売上収益は同5.8%増加して2098億円、営業利益は同1%減少で前年同期並み225億円となる。二輪では台数増加に伴い増収となり、原価低減などの改善を進めたが、為替影響と売上構成の変化を受けて減益となった。欧州や北米で減速したが、インドでの販売拡大にともない、生産と販売とも前年同期を上回った。インドでは減税効果もあり、当下期以降も販売拡大が期待できるという。
他方、9⽉11日にスズキコロンビア社の二輪車累計生産台数が200万台に達した。当期はコロンビア二輪車市場が前年比38%の増加し拡大する中で、積極的な販売活動により同44%の増加となりシェアを伸ばした。
二輪とATV含む販売台数は、前年同期比8.6%の増加で111万台。地域では日本が同23.6%減少し1万4000台、欧米が同27.0%減少の1万7000台、北米は同13.2%減少の1万6000台、アジアは同7.4%増加の90万6000台で、このうちインドが同14.1%増加の56万6000台、中南米その他でも同31.7%増加して15万8000台であった。
◆2026年3月期の業績予想
業績予想は、売上収益が増加するものの、利益では減少する見込みとする。売上収益は前期比4.7%増加の6兆1000億円、営業利益は同22.2%減少し5000億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同20.6%減少の5800億円、税引前当期利益は23.1%減少の3200億円。為替レートは米ドルが140円、ユーロは160円、インドルピーは1.68円とする。
二輪の販売台数は1万4000台で0.7%増加の207万8000台を見込む。




