広告掲載について
トップメーカー

SHOEI 一目でカーボン「美」  高性能モデル「X-Fifteen Carbon」発売

SHOEI 一目でカーボン「美」  高性能モデル「X-Fifteen Carbon」発売

2025.09.05

twitter facebook line
SHOEI 一目でカーボン「美」  高性能モデル「X-Fifteen Carbon」発売

SHOEIは、自社テクノロジーを結集したフラッグシップモデルX-Fifteenに、カーボンシェルを採用した「X-Fifteen Carbon」を10月に発売する。

 

同モデルは、美しさが際立つカーボンシェル採用。空力性能に加えてあらゆる面で優れた性能を発揮するという「X-Fifteen」に、カーボンシェルを採用し、細部までクオリティを重視した。カーボンシェルモデルとして重要となる、カーボン繊維の素材を生かした外観を追及した。

 

カーボン繊維への密着性に優れた樹脂を用いた新たな中間基材を採用し、独自の成形方法によりカーボンの美観を最大限に引き出しながらシェルの剛性、弾性を高めたとしている。

 

特に同社は、ノウハウとそれを裏付ける圧力解析から空気抵抗の少ない形状を割り出し、それをベースに自社大型風洞設備での検証を重ね改善に改善を重ねる。これにより時速350km/hを超える超高速走行でも、安定した空力性能を発揮する完全新設計のエアロフォルムは、ピンと張りつめた緊張感のある雰囲気を漂わせるとしている。自社の大型風洞設備での参考数値空力性能は、従来モデルと比較してヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLift が1.6%、前方から押し付けられるDragが6.1%低減するという。

 

頭頂部カットは高い成形技術をもって実現した頭頂部左右の稜線からリヤスタビライザー上部にかけての形状は、X-Fifteenのデザインを特徴づけるとともに高い空力性能を発揮。ヘルメット下端部では、チンバーからヘルメット後方にかけてヘルメットボトム部分を強く絞り込んだ形状にすることで、整流効果が大幅に向上させた。リヤスタビライザー部分のカットでは、特許出願中である左右に設けたシェルとのトンネル状の空間に風を呼び込み、後方へ流すことで空気の流れの向きを制御し安定性を高めるとしている。

 

 

ベンチレーションでは、圧力解析によりベンチレーションの最適な配置を確認し、より実践でのレースポジションでの使用を想定した設計とした。ヘルメット内部のエアルートは従来モデルに比べ1.5倍以上溝を深くし、またリヤスタビライザーのトンネル部分にアウトレットホールを装備することで、より高い換気性能を実現した。

 

シールドシステムでは、シールドと窓ゴム(ウインドウビーディング)との密着を高め、風や雨の侵入を防ぐセンターロック式のCWR-F2Rシールドを装備した。ティアオフボタンを共用する防曇シート用ピンが視界の外側に配置することで、防曇シート装着時も視界のほぼ全域を防曇シートがカバーし、より広くクリアな視界を確保した。

 

アイポート位置は、従来モデルより5㎜上方へ移動させた。ヘルメット内での頭の被り位置を変えることなく、かつ上下視界のバランスは損なうことなく、より広い上方視界を確保した。また、従来モデルから受け継いだチークパッドのレーシングポジションも相まって、視界の広さはMotoGPライダーからの評価も高く、レース中の安全性向上にも貢献するとしている。

 

内装は分割式センターパッドが更に進化し、フィット感の調整幅を拡大した。各パッドをポケットタイプとし、オプションの調整用パッドで頭部の形にあわせて部分的に隙間を詰めるなど、厚みの異なるパッドに交換が可能に加え、前後左右のパッドは外側1層を再剥離式とすることで部分的にフィット感をゆるめることもでき、フィット感をユーザー自身で微調整することが可能。チークパッドはヘルメット被り口側にくる下端部分の独自形状により、走行時にリフトを抑え、また、頬にあたる面積が従来モデル比116%と拡大したことで高速走行時でもぶれにくいホールド感を実現した。内装の表面生地は、汗をかきやすい部分に吸水速乾性に優れたユニチカのHYGRAを、ヘルメット着脱時に肌と擦れやすい部分には柔らかい肌触りの起毛生地をハイブリッドで採用した。

 

 

ヘルメット内の静粛性では、ノイズの発生を抑え内部静粛性を高め、ライディングへの集中力が高められるライダーの疲労も軽減する。密閉性を高めたセンターロック式のCWR-F2Rシールドは、左右両端にボーテックスジェネレーターを装備した。シールドサイドの風を後方へ流す整流効果により、シールドサイドのノイズ発生を抑えるとしている。

 

また、耐久レースや夏場の過酷な環境下における長時間のライディングにおいて使用されるハイドレーションシステムを採用。X-Fifteenはハイドレーションシステムの取り付け機構を口元に設け、オプションのハイドレーションチューブと市販のハイドレーション用品を組み合わせることで、容易にハイドレーションシステムを使用することが可能となる。

 

エマージェンシークイックリリースシステムが採用されており、万が一のアクシデントが発生した場合、救護作業を行う第三者がライダーからヘルメットを取り外すことができ、緊急時の救護作業をサポートすることも、ヘルメットの大切な機能のひと捉える。同社が開発したE.Q.R.S.(Emergency Quick Release System)は、専用のリボンを引くだけの簡単操作で、負傷の可能性のある頸部への負担を最小限に抑えつつ、容易にヘルメットを取り外すことができる。

 

◆X-Fifteen Carbon ※SHOEI Gallery限定販売モデル

・税込価格:16万5000円

・規格:JIS規格

・サイズ:S(55㎝)、M(57㎝)、L(59㎝)、XL(61㎝)

・カラー:クリアブラック

・構造:強靱なガラス繊維と3次元形状とした有機繊維からなる従来の複合積層構造をベースとし、最外層にカーボン繊維を採用したシェル構造

・付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、ロアエアスポイラー、シリコンオイル、防曇シート、SHOEIロゴステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー)

・オプション/リペアパーツを多数用意

twitter facebook line