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EVバイク「バッテリーシェアサービス」開始  東京都とGachaco  都と東京オ協同組合も連携

EVバイク「バッテリーシェアサービス」開始  東京都とGachaco  都と東京オ協同組合も連携

2022.10.26

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EVバイク「バッテリーシェアサービス」開始  東京都とGachaco  都と東京オ協同組合も連携

東京都と株式会社Gachaco(ガチャコ、渡辺一成CEO)は10月25日、共同事業の「EVバイクバッテリーシェアリングサービス」を開始した。バッテリーを自由に簡単に交換できるステーションを、都内の新宿の駐車場に設置した。今後も都内の駐車場でバッテリー交換ステーションの設置が見込まれ、ゼロエミション東京への実現とEVバイクの普及、加速に期待される。

 

 

東京都はCO2を排出しない環境先進都市として「ゼロエミッション東京」の実現を挙げており、これに向けて都内で新車販売されるバイクを2035年までに100%、非ガソリン化することを目指している。この対策として東京都とGachacoはEVバイクのバッテリーを自由に交換できるステーション「Gachacoステーション」を、都が運営する東京都庁前にある西新宿第四駐車場に設置し、バッテリー交換のシェアリングサービスを始めたもの。

 

 

これによりEVバイクの課題である充電待ち時間の解消や、移動距離の延長が可能になり利用者の利便性向上に期待を寄せている。

 

 

当日、Gachacoステーションを設置した西新宿第四駐車場でバッテリーシェアリングサービス開始式が行われた。小池百合子・都知事をはじめ、Gachaco渡辺CEO、同社の矢崎靖典・取締役、都内の二輪車販売店で構成する東京オートバイ協同組合の野間健児・理事長などの関係者らが多数列席した。同時に東京都と東京オートバイ協同組合が、EVバイク普及で連携していくための協定を締結した。

 

 

式に出席した小池知事は、ゼロエミッション東京の取り組みの中で「都内のバイクを2035年までに非ガソリン化することを目指している」などと改めて述べたうえで「達成にはEVバイクが必要」と強調。さらに「バッテリーに蓄えられた電気を災害時にも利用でき、これまでにない利点がある」と社会貢献へも言及した。

あいさつする小池都知事

 

 

また、小池知事はEVバイクの課題である航続距離や充電時間などの課題を取り上げ「業界の皆様方と東京都いたしまして、いろいろ連携をとってまいりました」などと、交換式バッテリーと同ステーション設置への取り組みを述べた。

 

 

さらに「都内の各所でバッテリー交換ができるバッテリーシェアサービスをするという、そうした支援をし、また普及につなげたい。EVバイクを手ごろな乗り物として一層普及させていくためには、身近な場所で購入できたり、メンテナンスができたりするには、皆様方の協力が必要」と関係者らに呼びかけた。また「都民の皆さんの様々なモビリティの部分、バイクの部分で、都としてしっかりサポートしていきたい」などと意向を強調した。

 

 

Gachacoは、ENEOSホールディングスと国産二輪車メーカー4社が4月に、電動二輪車の共通仕様バッテリーのインフラ整備を目的とする新会社として設立したもの。

 

協定を結んだ東京オートバイ協同組合の野間理事長(左)と小池都知事

 

バッテリー交換を実演するGachaco渡辺CEO

 

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