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AJ東京 新理事長、中澤氏が続投  第33回総会で可決   活動には、コミュニ高め結束重要

AJ東京 新理事長、中澤氏が続投  第33回総会で可決   活動には、コミュニ高め結束重要

2025.02.20

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AJ東京 新理事長、中澤氏が続投  第33回総会で可決   活動には、コミュニ高め結束重要

東京都内の二輪車販売店組織のAJ東京(東京オートバイ協同組合)は2月18日、第33回通常総会を都内で、すべての議案で可決した。任期満了にともなう役員改選では、中澤吉浩・理事長の再任などを決めた。総会後はAJ(全国オートバイ協同組合連合会)大村直幸・会長による、AJの活動の功績や二輪業界の展望について講話会に続き、懇親会を開き大勢の議員や関係団体、関東のAJ各単組役員、関係業者らが参加し情報交換を行った。

 

AJ東京は都内のバイクユーザーの環境改善などに向けて活動するバイク販売店組織。二輪車の健全な普及、交通安全などに寄与するほか、行政などへETC関連の助成金やキャンペーン、高速道路料金の減額などの改善に向け数々の活動に取り組んでいる。

 

総会では組合員数113人のうち、委任状含め69人が参加する中で各議案の審議が行われた。審議のうち活動では各事業のほかに、主に都議会の陳情では3度、区議会へは9回にわたり、原付二種の駐車可箇所の増設と自転車条例改正、軽自動車税減税、商品中古軽自動車などに対する軽自動車税の課税免除推進を要望した。さらに都議会には首都高速道路の二輪車二人乗り解除も要望したと報告。決算報告では、当期純利益で一時的な損益となったが、前期からの大幅な繰越金により相殺し比較的に高い次期繰越金を計上した。

 

 

事業計画では情報の共有と連携強化、AJ全国連合会、東京都自動車整備振興会二輪自動車支部との協力、SDGsへの対応、人材支援の強化、安全運転啓もう活動などの各分野で積極的に取り組む方針と、各事業での具体的な活動を確認した。また、収支予算では予備費での損失を計上したが、職員の退職金による一時的なものとしており、来年度は黒字化する見込みとした。

 

また、定款の変更では役員定数で、これまでの監事2人または3人としていたが、1人または2人に変更した。

 

役員の改選では、中澤・理事長の再任と小川功・副理事長、清野勇作・副理事長もこれまでどおり留任。渡辺均・専務理事が退任し事務局員の小林正幸氏が専務理事に就いた。理事に足立幸司氏、増子哲一氏、浅野公一郎氏、小藤大輔氏、大坪信子氏、田村知徳氏。監事の野間健児氏が退任し渡邊政夫氏、坂尾圭氏がそれぞれ着任した。

 

続投となった中澤・理事長は改めて理事長就任のあいさつを行い、「うれしいことをした」としたうえで、それには成果を出していくことが必要などとして、組合員らに活動への協力を呼びかけた。また、出席した来賓からのあいさつを受けた。あいさつした来賓は警視庁交通部交通総務部交通安全対策第二課長の菊池健太・警部、東京都中小企業団体中央会の三原浩造・理事事務局長、AJ大村・会長、赤池誠章・議員が、それぞれ活動や組合員らにエールを送ることばを述べた。また、近隣の大勢のAJ各単組の役員らも出席している。

 

警視庁交通部交通総務部交通安全対策第二課長の菊池・警部

 

東京都中小企業団体中央会の三原・理事事務局長

 

AJ大村・会長

 

赤池・議員

 

総会の閉会後には、AJ大村・会長による、AJ活動の功績や二輪業界の展望について講話会が開かれた。大村会長は沖縄県での二輪交通帯の全面解除や赤池・議員の働きかけでバイクの希望ナンバープレートが来年実現されることや、原付一種の生産期間の延期と原付一種に代わる新基準原付についての政府への働きかけなどについての背景や取り組みなどを取り上げた。

 

なお、AJ大村会長による講話会の内容については、後日、本サイト「オートバイ流通新聞」の特報「業界革新」として取り上げる予定。

 

一方、懇親会では国会や都議会、都内の区議会で活躍する議員らが駆け付けた。参加したのは山口那津男・議員、石川博崇・議員、輿水恵一・議員、赤池誠章・議員、乾杯の音頭は東京都自動車会議所の中川まさはる会長、石井章議員の代理で石井めぐみ議員、小松大祐・議員、伊藤興一・議員、細田いさむ議員、荒木ちはる議員、藤井あきら議員、栗谷順彦・議員、久永薫・議員、高橋まさとし議員、丸山高司・議員、中根たくや議員、こうのきよふみ議員、田村ひでき議員、西野こういち議員ら多数。

 

懇親会での乾杯の様子

 

 

◆中澤・理事長のあいさつ

総会の冒頭であいさつに立った中澤・理事長は「理事就任当時、4つの方針を立てさせてもらった」として、一つは、組合員の皆さんと情報共有、二つ目が、連合会と手を取り合い業界の環境改善に取り組むこと、そして三つ目に、SDGsについての東京都と連携、四つ目が、理事による各組合員への訪問とボディプロテクターの着用を推進し安全、怪我の防止に努めることを啓蒙してきたと述べた。その一環で組合員同士のゴルフコンペや懇親会などを実施し、参加が増えたことに一定の成果が得られたとの考えを述べた。

 

中澤・理事長

 

各活動も重要だが、一番重要なことは「皆さんか連携して、コミュニケーションをとっていくことだ」などと強調した。

 

一方、新理事長としての就任挨拶では、大坪氏が理事に就任し、女性理事の就任はしさしぶりとなることを挙げ、「私も来月60歳でさらに頑張りたい。理事も協力的で楽しい理事でやっていきた」としながらも、「だた、楽しい理事会だけでは飽きてしまう。何か一つづつ成果を上げたい。成果が生まれるということは成長したということでもあり、うれしいことを残していきたい」などと抱負を述べ、組合員の結束力を高め、昨年度に続き理事を中心に積極的に行政への陳情、4つの方針に向けた取り組みを決意することばを述べた。

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