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AJ茨城  高野氏が理事長続投  第17回通常総会開催  地元議員らも大勢出席

AJ茨城  高野氏が理事長続投  第17回通常総会開催  地元議員らも大勢出席

2023.02.24

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AJ茨城  高野氏が理事長続投  第17回通常総会開催  地元議員らも大勢出席

茨城県の二輪車販売店組織のAJ茨城(茨城県オートバイ事業協同組合)は2月21日、第17回通常総会を開き今年に任期満了に伴う役員改選では、理事長にそれまで通りの高野弘毅・理事長の続投を決めた。そのほかの議案もすべて可決した。

 

 

AJ茨城は地域のバイクユーザーの環境改善に向けて活動する販売店組織。二輪車の健全な普及、交通安全などに寄与するほか、行政などへETC関連の助成金やキャンペーン、高速道路料金の減額など改善に向けた活動に取り組んでいるもの。

 

 

総会は全組合員数27の内委任状を含む出席者25人の中で行われた。議案審議は令和4年度の事業報告および収支予算、令和5年度の事業計画、収支予算などのすべての議案で可決。議案の内、任期満了にともなう役員改選では高野理事長の再任を決めた。

取り組みを述べるAJ茨城の高野理事長

 

 

事業報告では、ユーザー向けのイベントとして安全運転教習を久しぶりに再開したほか、二輪車の駐車場不足の解消、通行禁止区域の解除などの問題で一定の成果を上げたとした。組合員店舗においても交通安全啓蒙活動や定期点検推進など、ユーザーに安全や安心を提供することでライダーの増加の支えになる重要な取り組みであることを確認した。

 

 

収支決算報告では、事業利益を上げて当期純利益をプラスとした結果、次期繰越剰余金もプラスで健全な財務とした。

 

 

一方、次期事業計画では斡旋事業のクレジットカードの「クラブAJカード」の普及に注力する。同カードはAJ全国およびAJ茨城の活動の大きな原資となるため、全国トップの取り扱い枚数の獲得を目指し、マナーアップ運動やグッドライダー防犯登録の加入促進などの活動を通じ、ユーザーへの安全や安心、環境整備などへ還元していくなどとしている。

 

 

クレジットカードについては組合員より、現在の「クラブAJカード」の名称を「AJカード」の名称に変更して、ユーザーへの認知をより高めようという意見が上がった。これに対し来賓として出席していたAJ全国(全国オートバイ組合連合会)の大村直幸・会長が、各県単組の契約になっていることや、運営会社からみると入会者が多いとは言えないこともあるなどとし、この件については頭に入れておくと今後の対応を示唆した。質問者からは同カードについては「抜本的な何らかの改革が必要だ」と強調し質問を終えた。

地元とあって石井議員が駆け付けた

 

今総会の来賓としてAJ全国の大村会長をはじめ、地元の石井章・議員、髙崎進・議員、関東運輸局茨城運輸支局の古賀重徳・支局長、茨城県警察本部交通部交通総務課の阿部靖雄・管理官、同警察本部生活安全部生活安全総務課の小澤嘉弘・課長補佐があいさつに立ち、県内の現状や励ましのことばと協力を呼びかけた。

講習会でAJの取り組みを説明するAJ全国の大村会長

 

総会後は高野理事長の下でAJ全国の大村会長によるAJ活動のこれまでの数々の成果についての講習会を行い、これに赤池誠章・議員が駆け付け加わり意見を述べた。また、その後は懇親会を開き大勢の関係者らが参加し情報交換を行った。

赤池議員も講習会から懇親会まで出席した

 

◆高野理事長のあいさつ

総会前にあいさつに立った高野理事長は、国や県の関係部局より役人や関係者、組合員らの出席、活動に感謝のことばを述べた。また先ごろ経済紙の一面でツーリングについての記事が掲載されたことを取り上げ、二輪車が脚光を浴びていることについてライダーの楽しみや地域の活性化が図られている内容であるとして、こうしたことは私たち二輪販売店が進めてきたことが実を結んだということではないかと述べた。

 

明るい話題の一方、各車両メーカーが進める販売店政策により、大型車が扱える店舗が絞り込まれこれまでの商売方法に変化を強いられているほか、ユーザーも遠く離れた販売店へ行くことが強いられているとした。さらに少子高齢化、働き手の減少などから、将来の安定した経営への課題になるとした。

 

 

AJ茨城では関係機関との意見交換や要望活動を行いながら、業界の健全な発展と業界の社会的地位の向上を目指すと強調。組合員やユーザーにとって有益な事業活動を実施していくなどと述べた。

 

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