
自工会(日本自動車工業会)がまとめた9月の国内「新車出荷台数」の全体では前年月比で減少が続いた。前年月に比べ原付一種のみが増加。ただ、前月8月に比べすべてのクラスで増加している。台数が大幅に少なかった8月の出荷分が9月に流れたともいえそうだが、依然と台数は伸び悩みがみられる。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の小型二輪までの全クラスの流通台数を、一つの指標で確認できる唯一のデータとなる。オートバイ業界全体への影響が大きいため、オートバイ関係企業や担当者らが注目する重要な指標となっている。
9月の全排気量クラスの合計は、前年同月の3万2973台よりも11.6%の減少の2万9139台であった。前月8月の2万0036に比べ45.4%の大幅な増加となる。昨年は軽二輪と小型二輪の台数が大幅に多かったこともあり、9月も前年月を割り9ヵ月連続の前年月割れとなる。1月からの累計台数では前年同期に比べ17.4%の減少で23万3462台となる。
各クラス別の台数と本サイトの見解については、以下の通りとなる。