6月の「都道府県別の販売台数」は一部地域を除き、前年同月に比べ125~250㏄の軽二輪車と251㏄以上の小型二輪車ともに減少した地域がみられた。一方で、前月の5月に比べると両クラスともに、販売台数では多くの地域で増加した。小型二輪車は依然として、多くの地域で堅調な販売が続き、全国の累計台数の合計では前年同期を超える。都道府県別の販売台数は、全国軽自動車協会連合会が公示する統計を本サイトの視点での見解を取り上げた。
6月の全国の合計販売台数は、126~250㏄の軽二輪車が前年同月に比べ0.5%減少の7174台で、小型二輪車は同15.2%増加の9399台であった。両クラスの合計は前年同月比で5.5%増加して1万6573台であった。
6月の販売台数は全国平均にすると、軽二輪車は昨年6月が142台であったが、今年6月の平均台数は135台で若干減少となった。小型二輪車の平均台数は昨年6月が154台であったが、今年6月は177台へと大幅に増加した。両クラスを合わせた合計台数の平均では、昨年6月296台であったが、今年は313台まで拡大し小型二輪の拡大が目立った。
今年6月の平均台数を前月の5月に比べた場合は、前月5月の平均台数が軽二輪車は120台で6月は12.5%増加、小型二輪車の5月が157台で6月は12.7%多い。両クラスの全体の平均では5月が277台であったが6月では12.9%増えている。6月は前の5月に比べ、軽二輪車も小型二輪車も大幅に台数が増えていることが分かる。地域別にみても昨年同月に比べるとやや減った地域があるものの、前の5月に比べると多くの地域で大きく拡大している。
今年6月はこのところの需要の高さに加え、昨年6月に比べて今年は出荷台数が増えていることが挙げられる。また、今年の5月の大型連休では多くの販売店で車両の入荷遅れもあり、長期休暇を取得した販売店が多かったことで6月の販売台数が5月よりも増えたとみられる。
各地域の販売台数は、以下の表の通り。