輸入小型二輪車の6月の販売台数が大幅に伸びている。JAIA(日本自動車輸入組合)が公表する6月の排気量251㏄以上の国内「輸入小型二輪車」の新規登録(販売)台数によると、前年同月、前月の5月に比べても大幅な増加であった。
同クラス6月の販売台数は、今年最高の台数を販売し、前年同月に比べ18.2%増加の3254台であった。今年はロイヤルエンフィールドとベネリが同組合に加盟しており6月の両ブランドの販売台数を差し引いて前年同月と比較しても12.9%の増加となる。6月は前月の5月の2308台に比べると40.9%の大幅な増加となる。
1~6月までの累計台数では、前年同期に比べ7.3%の増加で1万3925台となる。高い伸びを示した昨年2022年よりも拡大し3ヵ月連続で前年同期を超える。
主要5銘柄の6月の販売台数では、ハーレーダビッドソンが前年同月に比べ102.5%で959台。BMWが同124.9%で737台。ドゥカティは同98.6%の289台。トライアンフMが同187.6%の805台。軽二輪車の販売割合が比較的に高いKTMは100.9%の116台であった。
主要各銘柄の6月までの累計販売台数は、ハーレーダビッドソンが前年同期比90.5%で4968台。BMWは同117.2%で2969台。ドゥカティは同94.6%の992台、トライアンフMは同142.7%で2448台。KTMが115.2%の691台となる。
そのほかの銘柄の累計販売台数は、KTMグループのハスクバーナMが前年同期比101.5%の348台、モトグッツイは同85.4%の176台、インディアンMCが同129.2%で208台、アプリリアは同72.4%の84台、MVアグスタは同47.7%で52台、今年から追加されたロイヤルエンフィールドは746台となる。
特に6月に販売を伸ばしたモトグッツィは新型車の投入が上げられそうだ。また、トライアンフMも新型の投入と各種キャンペーンの実施に加え、相次ぐディーラーの大型店への改装や新規開設などが挙げられる。BMWも新型車の投入、製品の魅力を確実にユーザーに伝えるモニターキャンペーンなどが功を奏しているといえそうだ。
※上記の販売台数は、メーカーの正規車両の販売台数と銘柄によっては並行輸入車の販売台数が含まれている場合がある。