需要の弱さが目立ってきた。堅調に推移してきた251㏄以上の小型二輪の販売に陰りもでてきたのか。6月の軽二輪(126~250㏄)と小型二輪(251㏄超)の販売台数は、全国軽自動車協会連合会のまとめによると、小型二輪は台数が比較的に多いものの、7ヵ月ぶりに前年月を大きく割った。軽二輪は昨年の伸びは見えず大きく前年月を割り、5月に比べても減少した。
軽二輪の6月の販売台数は前年同月に比べ32.4%の減少となり4953台であった。前月の5月の5413台に比べて8.5%の減少となる。1月からの累計台数では、前年同期に比べ13.9%減少の3万0296台となった。
同クラスでは一旦前年割れが4月に泊まり増加に転じたが、5月から2ヵ月連続で減少。銘柄では、輸入車などを含むその他と4銘柄で前年同月を割った。特にホンダとカワサキがともに4割を超えて減少したことが影響した。
小型二輪はこれまで6ヵ月連続で前年同月を超えてきたが、6月の販売では前年月比で9.5%の減少で8222台であった。前月の5月8289台に比べ0.8%の減少となった。1月からの累計台数では、前年同期に比べ6.6%の増加で4万7518台となる。
小型二輪ではヤマハが2ヵ月連続の前年月超えた一方で、春の最需要期を過ぎた初夏としては他の銘柄では前年月を割ったことが響いた。特にカワサキは昨年5月以降で前年月を超えてきたが、6月では14ヵ月ぶりに前年月を割っている。
銘柄別の販売台数、本サイトの見解については、以下の通りとなる。