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5月の輸入小型二輪販売、前年同月比9.3%増   輸入車組合  多くの銘柄で前年月超え

5月の輸入小型二輪販売、前年同月比9.3%増   輸入車組合  多くの銘柄で前年月超え

2023.06.07

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5月の輸入小型二輪販売、前年同月比9.3%増   輸入車組合  多くの銘柄で前年月超え

輸入小型二輪車の5月の販売台数月は前年同月に比べ9.3%増加の2308台であった。JAIA(日本自動車輸入組合)が公表する5月の排気量251㏄以上の国内「輸入小型二輪車」の新規登録(販売)台数によるもの。ただ、今年は昨年よりも同組合に加盟した銘柄が増えており、これを差し引くと微増にとどまる。

 

 

5月の販売台数は昨年同月よりも増加したものの、今年はロイヤルエンフィールドが同組合に加盟しており5月の同銘柄の販売台数115台となる。これを差し引いた今年5月の販売は2193台で、昨年5月の2112台に比べ3.8%増にとどまる。また、前月の4月の2788台に比べると17.2%少なかった。

 

 

1~5月の累計台数では前年同期に比べ4.4%の増加で1万0671台となる。高い伸びを示した昨年2022年よりも拡大し2月以降4期連続で前年同期を超えた。累計では先の1銘柄の115台を差し引くと1万0556台で前年同期よりも3.3%増加となる。

 

 

主要5銘柄の5月の販売台数では、ハーレーダビッドソンが前年同月に比べ89.3%で807台。BMWが同128.1%で511台。ドゥカティは同106.6%の194台。トライアンフMが同180.0%の405台。軽二輪車の販売割合が比較的に高いKTMは117.0%の110台であった。

 

 

主要各銘柄の5月までの累計販売台数は、ハーレーダビッドソンが前年同期比88.1%で4009台。BMWは同114.3%で2232台。ドゥカティは同93.0%の703台、トライアンフMは同127.7%で1643台。KTMが118.6%の575台となる。

 

 

そのほかの銘柄の累計販売台数は、KTMグループのハスクバーナMが前年同期比107.0%の292台、モトグッツイは同70.0%の126台、インディアンMCが大きく伸ばし同144.4%で169台、アプリリアは同76.1%の67台、MVアグスタは同50.6%で41台、ピアッジオは同65.5%で55台。今年から追加されるロイヤルエンフィールドは615台となる。

 

 

5月は毎年大型連休があり多くの販売店も休業するため前月の4月に比べ落ち込む。しかし、前年同月に比べ多くの銘柄では前年月を超えており、国内全体の販売から比べると比較的に輸入銘柄は悪いとは言えない状況といえそうだ。入荷台数が限られる中で、ここ数年はコロナにより入荷がさらに減ったこともあり需要が供給を上回る状況が続いていることが一因として挙げられる。

 

 

※上記の販売台数は、メーカーの正規車両の販売台数とは異なり、銘柄によっては並行輸入車の販売台数が含まれている場合がある。

 

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