
業者向け中古バイクオークションでの平均単価が、4月は前月に比べやや落ち着いた。出品台数と成約台数はともに前年月よりも大きく増加した。出品台数の増加に伴いセリ応札が分散したことで、成約率や単価が下落したことが要因として挙げられそうだ。(5月9日に出品台数、成約台数、平均単価などを訂正致しました)
JABA(日本二輪車オークション協会)がまとめた4月の「オークション流通結果」を基に、本サイトで各オークションでの落札車の平均単価を集計した。JABA加盟オークション全13会場の4月の合計開催回数は、前年同月の42開催に比べ3開催多い45開催であった。前月3月の38開催よりも7開催多かった。
13会場での4月の流通台数は、出品台数が前年同月に比べ15.2%の増加で4万6178台、成約台数は同8.1%増加して3万6714台、成約率は同5.3ポイント下がり79.5%であった。出品台数では単月で4万5000台超えは2018年3月以来となる。
4月は前月3月の出品台数3万8521台に比べると19.9%の増加、成約台数でも3月の3万2276台に比べ4月は13.8%の増加。成約率では4.3ポイントの下落となる。
落札平均単価では、ほとんどのオークション会場で前年同月を超えているものの、前月3月に比べると、出品台数が多かったこともあるが、ほぼ全会場で下落した。4月の平均単価と各会場の結果は以下の通り。