JAIA(日本自動車輸入組合)は4月6日、今年3月の排気量251㏄以上の「輸入小型二輪車」の新規登録(販売)台数が、前年同月に比べ17.8%増加の2293台であったと発表した。1月からの累計台数は前年同期に比べ24.1%増加して5545となった。
販売台数は同組合の加盟14ブランドとその他を集計したもの。3月に販売台数で2000台超えは、2016年以来の6年ぶりとなる。3月までの累計台数でも5000台超えは、2014年の5841台以来の8年ぶりとなる。
銘柄別の販売台数は、ハーレーダビッドソンが近年になく伸びたことが目立った。ハーレーダビッドソンは前年同月比166.1%の1133台で、1月から累計台数は前年同期比で66.3%増加した。BMWが同89.6%で489台、累計台数が同87.1%の1072台。ドゥカティは84.6%の148台、累計台数は同106.7%で368台。トライアンフMは94.1%で239台、累計台数は同136.7%の741台。KTMが74.4%で93台となり、累計台数は同77.4%の247台であった。
輸入小型二輪車の増加については、需要が高まっている中で、国産車の販売店への納入遅延により、輸入車の購入に流れるユーザーが少なくないことや、輸入車では流通在庫、各輸入元により比較的に新型車の入荷や発売、積極的なキャンペーンもあって需要を取り込んだことが挙げられる。