自工会(日本自動車工業会)がまとめた2024年12月および年間の国内二輪車「新車出荷台数」がわかった。12月は全体で前年同月を3.9%の減少で、12月ヵ月連続の前年月割れであった。年間では1982年以来で2020年の過去最少32万8346台を割り、2024年は最少台数の更新となった。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の小型二輪までの全クラスの流通台数を、一つの指標で確認できる唯一のデータとなる。オートバイ業界全体への影響が大きいため、オートバイ関係企業や担当者らが注目する重要な指標となっている。
2024年12月の全排気量クラスの合計は、前年同月に比べ3.9%の減少で2万7147台であった。前月11月の2万8136台に比べ3.5%の減少となる。原付一種と軽二輪が前年月比、前月11月に比べても増加した。12月の台数が出揃ったことで2024年の年間出荷台数もまとまった。
2024年の年間では、前年の37万6720台に比べ15.1%減少の31万9700台であった。過去最高であった1982年の約328万5000台以来で、これまで最少であった2020年の32万8346台の最少記録を更新した。
12月および2024年年間の、各クラス別の出荷台数などについては、以下の通りとなる。