輸入車小型二輪車の2月の販売台数は前年同月に比べ大幅に増加した。JAIA(日本自動車輸入組合)による2月の排気量251㏄以上の国内「輸入小型二輪車」の新規登録(販売)台数は、前年同月に比べ23.7%の増加となり2034台であった。
前月の1月は昨年の12月に主要メーカーの一部で台数を大きく伸ばしたことで、その反動が1月に影響し大きく減少した。2月は輸入元各社の新型車の投入や需要期に差しかかり、台数は前年同月比で超えたものの、今年からロイヤルエンフィールドが加入し2月に104台を販売したため、この台数が加算されている。
2月のロイヤルエンフィールドの販売台数を差し引いて前年月と比べると、17.7%の増加で1930台にとどまる。
2月の主要5銘柄別の販売台数では、ハーレーダビッドソンが前年同月に比べ125.2%となり925台。BMWが同113.2%で386台。ドゥカティは同103,5%の117台。トライアンフMは同102.3%の226台。軽二輪車の販売割合が比較的に高いKTMは175.4%の114台であった。
主要各銘柄の2月までの累計販売台数は、ハーレーダビッドソンが前年同期比90.6%の1367台、BMWは同103,6%で604台、ドゥカティは同84,5%の186台、トライアンフMは同85.7%で430台、KTMでは142.2%となり216台となった。
そのほかの銘柄の累計販売台数は、ハスクバーナMが前年同期比で144.3%の101台、モトグッツイは同90.4%の47台、インディアンMCが同157,8%で71台、アプリリアは同85,0%の34台、MVアグスタは同63.6%で7台、ピアッジオは同104.2%で25台であった。ロイヤルエンフィールドは210台を販売した。
主要な銘柄では、新型コロナの影響から生産が回復しているものの、一部銘柄では本国による大きい市場への輸出を優先したり、生産の遅れや輸送費などの高騰もあって明暗が分かれたといえそうだ。