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10月 「輸入小型二輪の販売」前年同月比13.2%増  輸入車協会  年間台数は過去10年で最高も

10月 「輸入小型二輪の販売」前年同月比13.2%増  輸入車協会  年間台数は過去10年で最高も

2022.11.07

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10月 「輸入小型二輪の販売」前年同月比13.2%増  輸入車協会  年間台数は過去10年で最高も

輸入車小型二輪車が順調な販売を見せている。10月の排気量251㏄以上の国内「輸入小型二輪車」の新規登録(販売)台数は前年同月を超えた。JAIA(日本自動車輸入組合)によると、10月販売台数は前年同月に比べ13.2%の増加で、2260台であった。前月9月の台数よりも減ったものの、9月の前年同月比15.3%増加に続いて比較的に大幅な拡大となった。1~10月までの累計台数は、前年同期に比べ11.9%増加で2万1777台となった。本サイトでは今年の年間台数も視野入れ見込み台数を算出した。

 

販売台数は同組合の加盟14ブランドとその他を集計したもの。10月の銘柄別の販売台数は、ハーレーダビッドソンが前年同月に比べ115.7%の861台。BMWが同76.2%で371台。ドゥカティは同91.2%の165台。トライアンフMは106.7%の269台。軽二輪車の販売割合が比較的に高いKTMは117.2%の143台であった。

 

1月からの累計台数は、ハーレーダビッドソンが前年同期比で135.2%の8762台となった。BMWは同86.7%で4194台。ドゥカティは同85.1%の1637台。トライアンフMが同107.6%の2842台。KTMでは同75.1%の1109台となった。

 

そのほかの銘柄の累計台数では、ハスクバーナMが前年同期比で109.5%の586台、モトグッツイは同127.7%の396台、インディアンMCが同118.3%で362台、アプリリアは同126.6%の243台、MVアグスタは同85.7%で174台、ピアッジオは同64.8%で127台であった。

 

10月の販売台数は前年月に比べ増加したものの、前月の9月との比較では6.6%の減少となる。特に国産メーカーは、高い需要が続く中で、国内の供給不足によりユーザーの注目が輸入車に向き、購入に流れていることも上げられる。

 

ただし、今後は世界的に原材料や原油、輸送費、人件費などあらゆる分野で高騰しており、日本でも製品価格、物価の高騰を招いており、同時に為替相場の影響で円安が続き、日本では輸入製品の価格もすでに値上がりし始めており、販売への影響が懸念される。日本国内の物価高騰に先が見えない中で、円安は今後大きく影響するものと予想される。

 

本サイトでは、この状況を考査すると同時に、今年の輸入小型二輪の販売台数は、年頭から比較的に前年月を超えた月が多く推移してきたが、11、12月は若干前年月を割るものとみており、今年の年間販売予想として2万5600台前後とみている。達成すれば過去10年間で最高の台数で、過去最高とみられる08年レベルに達し、史上2番目の販売台数となる模様だ。

(記事:鈴木香)

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