10月の排気量126~250㏄の軽二輪と、251㏄超の小型二輪の「都道府県別の販売台数」(全国軽自動車協会連合会)が出揃った。
「軽二輪」の10月は全体では前年同月比で29.0%減少の4747台で、前月9月の5102台よりも7.0%の減少であった。前年10月の全国平均台数は126台であったが、今年10月は89台となり大幅な減少となる。前月の平均96台に比べても10月は減少した。
ホンダは北海道の一部を除きほか、栃木県の前年月同以外は全都府県で前年同月を割った。10月の全国平均は48台で、前月9月の54台よりも減った。ヤマハは前年同月に比べ山形、福島、茨城、群馬、新潟などで若干台数がほかの地域は減少。10月の全国平均は14台で前月9月の14台と同数となる。カワサキが東京と岐阜で若干全電同月を超えたのみで、ほかの地域は比較的に大きく減少。9月の4.9台10月4.2台となる。スズキも多くの地域で前年月割れが目立ち、10月の全国平均は9月と同じ14台であった。
一方、輸入車などのその他では比較的に多くの地域で前年同月超えが目立つ。10月の平均は8台で9月の7台よりも増えた。輸入車などの製品構成や人気モデルなどの影響で、国産4銘柄からユーザーが移行しているともいえそうだ。
「小型二輪」は合計で前年同月に比べ4.9%の減少の7432台で、前月9月の7091台に比べ4.8%の増加であった。前年同月の全国平均では147台であったが、今年10月は140台にとどまる。前月9月の平均133台に比べると10月は増加となる。
小型二輪のホンダは、9月に続き前年同月比では多くの地域で前年月割れが目立つ。ただ、ホンダは前月比での全国の平均台数は9月が19台であったが10月は33台に増えた。ヤマハも同様に前年同月比で減少した地域が多くみられるが、関東、中部の一部で増加し、前月9月の平均18台に比べ10月では14台に増加。カワサキは多くの地域で増加がみられ、平均では9月が41台であったが、10月では43台に増えた。スズキも北海道を除いて一部地域で増加がみられ、10月の平均は10台で9月同等となる。
一方で、輸入車などのその他では多くの地域で増加が目立つものの、10月の平均は前月9月の43台に比べ38台にとどまる。
10月の各地域の軽二輪、小型二輪のそれぞれの販売台数、前年同月の増減率については、以下の表の通り。