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珠玉2ストエンジン搭載モデル取扱い  モータリスト  伊Vins Srl社・英Langen Technology Ltd.社

珠玉2ストエンジン搭載モデル取扱い  モータリスト  伊Vins Srl社・英Langen Technology Ltd.社

2022.08.02

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珠玉2ストエンジン搭載モデル取扱い  モータリスト  伊Vins Srl社・英Langen Technology Ltd.社

モータリスト合同会社(東京都大田区)は、伊Vins Srl社が独自で開発、製造する2ストロークエンジンと、さらに独自のシャシーで造るモーターサイクル「Vins Duecinquanta」(ヴィンス・ドゥエチンクアンタ)2モデルと、英Langen Technology Ltd.社が同2サイクルエンジンを、独自のパイプ構造のシャシーに搭載したストリートマシン「Langen Two Stroke」1モデルのモーターサイクルの取扱いを始めた。2社の海外輸出先は、ほぼモータリストのみとしている。

 

両者に共通して搭載するエンジンはVins Srl社が開発したオリジナルの2サイクル(ストローク)エンジン。環境規制が強化され長らくロードモデルの2ストロークエンジンが姿を消して25年余りもの時間が経過。オフロードモデル用の2ストロークエンジンはヨーロッパのごく一部で継続されているが、基本はレーシング用で公道を規制に則って走らせるために必要な環境性能、耐久性やドライバビリティを考慮して製造され開発されていないとする。

しかし、Vins Srlを創業したエンジニア、Vincenzo Mattiaはこの常識に挑戦。まったくの独自で、現代の環境規制EURO-5に適合させた公道用エンジンを開発。同社は最後の2サイクル・ロードレーシング・エンジンのRotax 258で、アプリリアの250㏄GPマシンに搭載されたエンジンを研究。360度同時爆発の90度2軸Vツインというレイアウトにしたもの。Rotaxの弱点であったギアボックスやクランクケースをVins Srlが内製で制度と剛性を圧倒的に高め、カセット式ギアボックスに6段のオリジナル・トランスミッションを搭載するなど、数々の課題を超えて2ストロークエンジンを開発した。

 

◆Vins Duecinquanta Competizione/Strada(ヴィンス ドゥエチンクアンタ コンペティツィオーネ/ストラーダ)

2サイクル・オリジナルエンジンを独自開発のカーボンコンポジット・モノコックフレームに搭載したスーパープレミアム・スポーツモデル。すべての車両に購入者名入りプレートを装着して出荷されるという。エンジンはVins製水冷2サイクル90度Ⅴツインの54.0x54.5㎜で249.5㏄。電子制御燃料噴射で最高出力は75hp@11,700rpm、最大トルクが45Nm@11,700rpmとなる。

 

 

シャシーは自社独自のカーボンファイバー製モノコックでキャスター角23度(可変機構付き)、フロントサスペンションがダブルAアーム式カーボン製フロントフォーク、モノショックで、リアはプッシュロッド式並行配置モノショックを採用。カーボンファイバー製リアスイングアームとし、タイヤは前120/70-17で後150/60-17、車両重量は102㎏(ガソリン抜き)。

 

税込価格はコンペティツィオーネが750万円、ストラーダは990万円。なお、価格は為替や資材価格変更により変動する場合があるという。特別仕様としてボディワーク塗装でBritten風への変更は15万円、標準ホイールからカーボンホイール装着変更45万円。そのほか細かく仕様変更が可能という。

 

◆Langen Two Stroke(ランゲン ツーストローク)

Vins社製の水冷2サイクル90度Vツインエンジンを搭載したストリート・カフェレーサー。Vinsが製造するエンジン開発の哲学を生かし徹底的に軽量な車体と、ランゲン社独特のアルミパイプフレームで異次元の走りを魅せるとしている。

 

車体は7020T6アルミニウムスペースフレームにカーボンファイバー製シートユニットによりシートサブフレームはないとしている。フロントサスペンションはオーリンズ製RWU正立式フルアジャスタブル・フロントフォーク、インナーチューブTINコート。リアサスペンションがK-Techレーザー・デュアルショック、フルアジャスタブル機能とする。キャスター23度、トレール97㎜、ホイールベースは1450㎜、

燃料タンク容量14Lで車両重量が119㎏(ガソリン抜き)とし、前後重量配分53:47となる。

 

 

フロントブレーキはブレンボ製320㎜ダブルディスク、HEL製ラジアルマウントキャリパーを装備。リアブレーキがブレンボ製240㎜ディスク、HEL製デュアルピストン・削り出しキャリパーが組まれる。フロントホイールは3.0インチ幅、アルミ製リム、ワイヤースポーク、120/70-17。リアが4.25インチ幅のアルミ製リム、ワイヤースポーク、150/70-17。タイヤ前後にダンロップTT100GPを装着。

 

税込価格は800万。基本仕様。なお、価格は為替や資材価格変更により変動する場合があるという。

特別仕様として、フレーム塗装(ブロンズからの変更)10万円、アルマイト着色(シルバーからの変更) 8万円、ボディワーク塗装(カーボン地からの変更)15万円、ボディワーク塗装(シルバーからの変更) 9万円など、そのほか細かく仕様変更が可能という。

 

【Vins Srl社】

エンジンの開発、製造元。フェラーリでフォーミュラマシンの開発を担当してたヴィンセンツォ・マッティア氏と同僚ニコラ・トレンターニ氏、ビジネス面をサポートする高校時代からの親友ジュゼッペ・エヴァンゲリスタ氏を誘って設立した、フェラーリの故郷であるマラネ【ロのエンジニアリング企業。同社はフェラーリなどの多くのレースカーにカーボンパーツを提供するサプライヤーである。

 

創業者でエンジニアリングを担当するヴィンセンツォ氏は、オリジナルのエンジンを完成させ、世に問うことを夢見て。自宅ガレージで2015年には既存のエンジンをベースにプロトタイプを制作し、2017年に独自のエンジンを完成させた。レース仕様、ストリート仕様ともに75hp/45Nmを発揮し単体重量は、わずか28㎏という。さらに同社はフルカーボンのシャシーを編み上げていくという手法でマシンを完成させ、メインフレームはフルカーボン・モノコック構造とする。

 

【Langen Technologiy社】

本拠地は英国でVINS社と密に連携を取っている。Vins社製エンジンをオリジナル設計のアルミ製パイプフレームに搭載したストリートモデルを発表。2022年のGoodwood Festivalで披露し走らせている。元はマクラーレンやBAC、M-Sportsといった少量生産のスーパースポーツカーやフォーミュラカーを元はけるメーカーへのエンジニアリングリソースとして立ち上げられた。

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