
独BMW AGは3月中旬、2024年の業績を発表した。グループの売上高は前年比8.4%減の1424億ユーロ(約23兆0688億円)で、連結税引前利益は35.8%減の110億ユーロ(約1兆7820億円)、EBT(税引前純利益)マージンは同3.3ポイント減って7.7%であった。
上半期は当初の計画どおりであったが、下半期の売上動向は配送禁止と主に中国市場での販売量の減少と激しい価格競争による影響を受けたという。予想通り第4四半期は第3四半期に比べて改善したとしている。
自動車部門での販売台数245万台以上、モトラッドが21万台を超えたことで、世界の高級バイク部門で間違いなくトップの座を維持していることを意味するとしている。
各セグメントの主要な業績は、自動車部門の売上高は前年比5.6%減の約1,250億ユーロ(約20兆2500億円)、EBIT(利払前・税引前利益)78億9 000万ユーロ(1兆2781億8000万円)、EBITマージンは 6.3%であった。
モトラッドはEBITが前年比23.6%減の1億9800万ユーロ(約320億7600円)、利益率のEBITマージンは6.1%であった。金融サービス部門は、EBT 25億4000万ユーロ(約4114億8000万円)、自己資本利益率 15.1%。その他の会社部門はEBTが8億3700万ユーロ(約1355億9400万円)、連結により1億4600万ユーロ(約236億5200万円)の損失であった。
2025年には売上高が再び増加するとしている。同時に投資は計画どおり減少し、これによりフリーキャッシュフローの増加を見込んでいる。