広告掲載について
トップメーカー

新型 Tiger 1200発表  トライアンフ  大幅な軽量とよりパワフルに

新型 Tiger 1200発表  トライアンフ  大幅な軽量とよりパワフルに

2021.12.15

twitter facebook line
新型 Tiger 1200発表  トライアンフ  大幅な軽量とよりパワフルに

トライアンフモーターサイクルズジャパン(トライアンフMJ)は12月9日、大幅に軽量化され、よりパワフルになった新型 Tiger 1200シリーズを発表した。同モデルではGT系とRally系の全 4機種を用意する。クラストップのフットワークとハンドリング、ライバルを寄せ付けないT-PLANE3気筒エンジンを搭載し、快適性を実現。オンロード性能とパフォーマンスを一変させ、オフロードでは最高にダイナミックでエキサイティングな体験を提供するという。

Tiger 1200 GTファミリーでは「Tiger 1200 GT Pro」「同GT Explorer」発表。オンロード志向の究極のアドベンチャーバイクで、フロントに19インチ、リヤ18インチのアルミ製キャストホイールを装備。同GT Proの燃料タンク容量は20リッターで同GT Explorerは30リッターとなる。
Tiger 1200 Rallyファミリーは「Tiger 1200 Rally Pro」「同Rally Explorer」を用意。オールラウンドな究極のアドベンチャーモデルとしている。フロントには21インチ、 リヤ18インチのチューブレス・スポークホイールを装備した。Rally Proの燃料タンク容量は20リッター、Rally Explorerが30リッターとなる。

新型 T-PLANE3気筒1160ccエンジンは、低速域では2気筒のようなトルクがオフロード走行時に優れた性能を発揮。加えて高速域では3気筒の性能により、長時間の高速道路で優位性を発揮するという、先代よりも9PS高め150PS(9,000rpm)の最高出力を発揮。軽量化されたシャフトドライブが採用され、同機種はシャフトドライブのモーターサイクルではクラス最強の性能という。トルクも大幅に向上し、最高トルクは130Nm/7,000rpmで先代のエンジンより8Nm高められた。

これにより加速性が向上し、より反応の良い刺激的なキャラクターを実現した。不均等な点火間隔により 低速域での優れたフィーリングとトルクが得られ、 回転域全体で安定したトルクが発揮されるという。
先代のエンジンと比較して、ボア・ストローク、 クランク、 シリンダーヘッド、 ギアボックス、 クラッチ、 そしてシャフトドライブとベベルボックスなど、すべてが一新され部品を大幅に軽量化・コンパクト化した。さらに新しい最小限の軽量サイレンサーを採用。排気音が大幅に改善され新たに特徴的な3気筒の独特なエグゾーストになったとしている。

新設計では、新しい軽量シャーシにクラス最高水準の装備、新しいライダーエルゴノミクスを採用し、 ロードとオフロードアドベンチャーでの新しい基準となるハンドリング設計という。車体全体にわたる大規模な重量の最適化を行い旧型よりも25kg以上、 同等の仕様のモーターサイクルで最も近いシャフトドライブの競合製品よりも17kgも軽量化されたという。

クラス最高レベルのBrembo製 Stylema(R) モノブロック・ブレーキが全モデルに装備した。これらは、 長距離のロードライディングやRallyモデルの高度なオフロードアドベンチャー能力の要求を満たすもので、システムは 洗練されたIMU(慣性計測ユニット)によりサポートされ、 モーターサイクルの動きを継続的に計測して、 モーターサイクルのリーンアングルを計算し、 最適なレベルのABS介入を行うという。またリーチ調整が可能なMagura HC-1レバーは、プログレッシブなフィーリングを実現し快適性とコントロール性をさらに高めた。

新しいフレームは従来よりも5.4kg軽量化。ボルトオンのアルミニウム製リアサブフレームとボルトオンのリアハンガーを採用した。新しい燃料タンクはアルミニウム製とし、スイングアームは1.5kgの軽量化と強度の向上を実現し、小型軽量化されたシャフトドライブとベベルボックスを採用するなど、軽量化に貢献した。

シートとタンクのエルゴノミクスも変更し、シートがタンクに接するフロント部分をスリム化。シート高を20mm変えることができる、簡単に調整可能な2ポジションシート機構を全モデルに採用した。シート高はGT Pro とGT Explorerでは850mmと870mmの2種類。Rally Pro & Rally Explorerは875mmと895mmの2種類を用意。付属のローシートオプションでポジションをさらに20mm下げることが可能。さらに快適性では片手で簡単に調整できる新型スクリーンと、 走行時の風を避ける新型エアロスクリーンディフューザーを採用した。

ハンドルバーは先代よりも20mm広く、オフロードでのコントロール性を向上。GT ExplorerとRally Explorerでは、ハンドルバーが他のモデルよりも16mm高くし、より快適にした。フットペグの位置も改良した。

全モデルにハンドガードを標準装備。アルミ製スキッドガードはGT ProとGT Explorerに標準装備とした。アルミ製サンプガードはRally ProとRally Explorerに標準装備される。GT ExplorerとRallyの両モデルにはエンジンプロテクションバー、Rally Explorerには燃料タンクプロテクションバーを装備した。

最新テクノロジー搭載では、GT ExplorerとRally Explorerには、コンチネンタル社との共同開発による新開発のトライアンフ ブラインドスポットレーダーシステムが採用された。同システムは後方に設置されたレーダーによって、死角に他の車両が入ってきたことをライダーに知らせるもの。また、レーンチェンジアシストは、ライダーが車線変更を指示した際に車両が接近してきた場合、より目立つように警告を発する。 全車にトラクションコントロールを標準装備し、先進のIMUにより最適なトラクションコントロールのレスポンスを実現。

機種によって最大6種類のライディングモードが用意され、スロットルレスポンス、ABS、トラクションコントロール、サスペンションの設定が調整できる。

新型7インチTFTモニターと、My Triumphコネクティビティシステムを全モデルで標準装備され、電話、ターンバイターンナビゲーション、Go Proコントロールが可能という。
また、特徴的で新しいアイコンであるデイタイムランニングライト(DRL)を備えた新しいフルLEDヘッドライトにより、 優れた視認性を確保。すべてのモデルに標準装備されたリーンセンサーを持つ新型アダプティブ・コーナリングライトにより、コーナリング中の視認性と照明がさらに向上。

シフトアシストもすべてのモデルに標準装備。さらに坂道の発信時に後退をを防ぐヒルホールド、グリップヒーターを標準装備。GT ExplorerとRally Explorerにはライダーシートとリアシートにヒーターが装備された。

専用アクセサリーは、ライダーの冒険心を高める実用性、快適性、スタイル、プロテクションを向上させる50種類以上の純正アクセサリーを用意。2つのフルラゲッジシステムは、新開発のTrekker 樹脂製パニアと52リットルのツインヘルメットトップボックス、パッセンジャーバックレストに加え、新開発のアルミ製の上部開口式Expeditionパニアに合わせた42リットルのトップボックスとバックレストで、ブラッシュドアルミニウム仕上げとマットブラック仕上げの2種類を用意。エンジンバー、 タンクプロテクションバー、 アルミ製サンプガードなど、 トータルなプロテクションシリーズも充実させた。

また、新しいTriumph Sena Bluetoothヘッドセットは、 統合されたMy Triumphコネクティビティシステムと連動し、ハーマンカードン社によるサウンドシステムが搭載された。

 

 

■Tiger 1200 GT Pro=スノードニアホワイト236万4000円、サファイアブラック/ルーサンブルー239万4000円。
■Tiger 1200 Rally Pro=スノードニアホワイト251万9000円、サファイアブラック254万9000円、マットカーキ256万4000円。
■Tiger 1200 GT Explorer=スノードニアホワイト254万9000円、サファイアブラック257万9000円、ルーサンブルー259万4000円。
■Tiger 1200 Rally Explorer=スノードニアホワイト269万9000円、サファイアブラック272万9000円、マットカーキ274万4000円

twitter facebook line