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川崎重工 第1四半期、増収増益  受注・売上で過去最高に  二輪関連の見通し上方修正

川崎重工 第1四半期、増収増益  受注・売上で過去最高に  二輪関連の見通し上方修正

2023.08.24

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川崎重工 第1四半期、増収増益  受注・売上で過去最高に  二輪関連の見通し上方修正

川崎重工業の2023年度第1四半期の業績は前年同期比で増収増益であった。受注高と売上高で過去最高を上げたとしている。

 

 

今年4月から6月の第1四半期は受注高が前年同期比11.0%増加の4573億円で、売上高は同15.7%増加の4053億円、事業利益123.2%増加し102億円、税引き前利益では41.1%増加し149億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は66.5%増やし908億円であった。累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は前年同期に比べ133億円増加の918億円となった。

 

 

業績については、精密機械・ロボットで半導体市況や中国建機市場の低迷が影響し減収、減益であったものの、航空宇宙システムは旅客需要の回復や円安の追い風を受け増収となり改善した。エネルギーソリューション&マリン事業でも船舶海洋事業の業績が大きく改善し増益となった。

 

 

モーターサイクルが含まれる主力事業となるパワースポーツ&エンジンの業績は、売上高が前年同期比14.2%増加の1439億円、事業損益は同11.7%増加の143億円であった。特に新型コロナによる市場への影響が落ち着いた一方で、主要市場の米国と欧州では引き続き需要は堅調に推移。東南アジア市場は全体として前年度より回復したとしている。

 

 

こうした市場の中で売上収益は、東南アジア向け二輪車の減少はあったものの、欧州向け二輪車、北米向け四輪車、汎用エンジンが増加した。加えて為替レートが円安に推移したことなどで前年同期に比べ179億円増収の1439億円を上げた。事業利益は販促費や固定費の増加はあったが、二輪車、四輪車の拡販や為替の影響などにより、前年同期 に比べ14億円増益の143億円としたもの。

 

 

2023年度の連結業績予想前回の予想通りとする一方で、パワースポーツ&エンジンの業績予想では、売上収益が前回予想5800億円よりも100億円の増加で5900億円とし、事業損益では同470億円よりも30億円増加の500億円に上方修正した。

 

 

 

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