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伊MVアグスタ、KTMより独立   経営権をArt of Mobilityが取得

伊MVアグスタ、KTMより独立   経営権をArt of Mobilityが取得

2025.02.03

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伊MVアグスタ、KTMより独立   経営権をArt of Mobilityが取得

伊MVアグスタは2月1日、Art of Mobility S.A.がMV Agustaグループの完全な経営権を取り戻し、正式にKTMから分離すると発表した。

 

PIERER Mobility AGで発生した財務状況の悪化により、KTMグループの経営にも影響し、傘下にあったMVアグスタはサルダロフ家が経営するArt of Mobility S.A.が経営権を取得したという。これによりKTMで進行中の財務再編プロセスに一切関与することなく、Mアグスタは前向きな成長路線を歩むことができるとしている。

 

過去18ヵ月間、MVアグスタは完全に活性化した経営陣のもと財務の安定性を強化してきた。同社はぜん2024年の販売台数は前年比116%増加の4000台を販売したとしている。2024年はMVアグスタにとって部品販売でも過去最高の年となり、7年前に製造されたモデルまで99%の在庫率を達成したという。

 

これまでの実績より同社は、サプライヤーとディーラーネットワークを保護し、潜在的な財務上の混乱から彼らを守り、KTMの再編プロセスの影響を受けないようにし、MVアグスタの安定性とステークホルダーへのコミットメントを強化することを目指すとしている。

 

MVアグスタのグローバル販売ネットワークについては、41のサービス拠点を含む219の販売拠点はすべて通常通り営業を続け、合計270に達するとしている。さらに、20のヨーロッパ以外の輸入業者がすでに流通ネットワークに参加しており、MV アグスタのビジネスパートナーは、今後もブランドの成長に大きく貢献し続けるだろうとしており、継続を強調している。

 

MVアグスタの事業は完全に独立した形で、ヴァレーゼは製品開発、生産、販売、マーケティング、アフター サービスなど、すべての主要活動の中心拠点として機能し続けるとしている。次世代のオートバイの開発は計画どおりに進めるともいう。

 

Art of Mobility S.A.のティムール・サルダロフCEOは「MVアグスタの全員にとって誇らしい瞬間です。会社の完全な管理権を取り戻したことは、私たちがこれまで以上に強くなり、卓越性を提供することに注力していることを意味します。過去2年間で当社はプロセス、システム、および従業員を大幅に強化した。これらの構造的変化は、2024年に達成された並外れた成果の基盤であり、今後も当社の成功を推進し続けるでしょう」と述べている。

 

さらに「私は当社のリーダーシップ、チームに全幅の信頼を寄せており、彼らのビジョンは、刷新されたディーラーネットワークの献身とプロ意識と相まって、MVアグスタを新たな高みへと導くでしょう。私と私の家族のコミットメントは、ヴァレーゼチーム、地域、およびすべてのパートナーにとって重要な力となることです」とメッセージを表明している。

 

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