
普通二輪車運転免許の取得に関する調査で、かかった期間が「2週間~1か月未満」、費用は「10万円未満」が最多で、費用では約8割が「予想通り」などという結果がでた。合宿免許の比較サイト「合宿免許マイスター」を運営する株式会社サクラスが実施した調査で分かったもの。
調査は小型限定を除く普通二輪免許を取得したことがある者905人を対象に、2024年12月16日~12月17日にインターネットにより「普通二輪車免許取得」に関する調査を実施。調査では、何歳の時に二輪車免許を取得したかについて質問したところ、「16~19歳」42.0%で最も多く、次いで「20~24歳」が38.1%であった。「16~19歳」「20~24歳」の回答で約8割に達し、年齢が若い時期に二輪免許を取得した者が多いことが明らかになった。特に16~19歳」が約4割と最多であることから、若年層のバイクへの興味や関心が高いことがうかがえるとしている。
普通二輪免許を取得しようと思った理由についての質問(複数回答可)では、「バイクに乗りたかったから」が69.4%と最も多く、次いで「バイクが好きだから」が43.5%、「ツーリングを楽しみたかったから」は27.1%であった。結果から多くの者が、バイクそのものへの興味や憧れをきっかけに普通二輪免許を取得しようと思ったことがわかった。また、「ツーリングを楽しみたい」という具体的な目的が上位に挙がっていることから、免許取得がアウトドアや冒険心を満たす手段となっていることが示唆されたとしている。
また、免許の種類によって運転できる車種や利用できる道路が異なることから、どの二輪車免許を取得したことがあるか(複数回答可)」の質問で、最も多かったのが「普通自動二輪車免許」で96.9%に達した。次いで「原動機付自転車免許」が24.6%で、「大型自動二輪車免許」と答えた者が19.1%であった。約9割の者が、総排気量が125cc~400cc以下のバイクに乗ることができる標準的な普通自動二輪車免許を取得したことがある模様としている。このうちAT限定・小型限定を取得した者は少なく、二輪車免許を取得者の大多数はMT車を好んで運転しているとしている。
次に、二輪車免許を取得してよかった理由(複数回答可)については、「ツーリングを楽しめる」としたものが5割を超え56.7%で最も多く、次いで「移動が便利になった」が37.6%、「憧れのバイクに乗れる」としたものが36.9%であった。このうちツーリングを理由に普通二輪免許の取得を目指したものは約3割にとど待ったが、免許を取得してよかった理由としては半数以上の者が、ツーリングを挙げており免許取得後にその魅力を実感している者が多いことがうかがえると分析している。
一方、普通二輪免許を取得するまでにどれくらいの期間がかかったのかの質問では、「2週間~1か月未満」が最多で42.5%、次いで「1か月~2か月未満」が24.1%、「1週間~2週間未満」との回答が18.2%であった。取得するまでの期間は比較的短期間であることが多く、1か月未満で免許を取得した者が全体の約6割を占めた。
次に、普通二輪免許取得にかかった費用については、「10万円未満」が57.5%と回答した者が最も多く、次いで「10~15万円未満」が32.4%、「15~20万円未満」は8.3%、「20万円以上」1.8%であった。約6割の者が「10万円未満」と回答し、また「10~15万円未満」も2番目に多かった。
他方では、かかった費用は予想と比べてどうでであったかの質問では、「予想より高かった」が13.9%、「予想通りだった」とする者が79.6%などとなった。また、普通二輪免許取得のために通学免許と合宿免許のどちらを選んだかの質問では、「通学免許」が94.5%、「合宿免許」は5.5%で、通学免許が約9割を占め、合宿免許は少数であることから、日常生活を送りながら教習所に通学する選択をした方が多いことが明らかになったとしている。自動車免許に比べて短期間で取得可能なことから、通学を選ぶ者も多いなどとしている。
◆株式会社サクラス:合宿免許の比較サイト「合宿免許マイスター」(https://menkyo-meister.com/)