
ヤマハ発動機は10 月31 日~11 月9 日に一般公開される「ジャパンモビリティショー2025」で“感じて動きだす”をテーマに出展する。ブースでは「人と機械による乗り物の未来を感じる」をコンセプトに、世界初披露のワールドプレミア6 機種を含む研究開発中のプロトモデル、電動モーターサイクル、eBike(電動アシスト自転車)などのコンセプトモデルなど16モデルを出展。楽器のヤマハ株式会社の協力により立体音響技術を活かしたダイナミックなステージを演出する。さらに自社ブース以外にも多数出展する。
◆MOTOROiD:Λ モトロイド ラムダ (参考出展車)
“ヒトとマシンの新たな関係。その未来”を探る概念検証を目的とした「MOTOROiD」プロジェクトの前進を紹介。2017年に自立してライダーに歩み寄る実験機「MOTOROiD」披露し、2023年にはヒトとマシンが呼応し合う「MOTOROiD2」を発表。
MOTOROiD:Λ (参考出展車)
今出展の「MOTOROiD:Λ」は、AI技術により学習し自ら成長するモビリティへと開発を進めた。AI 技術の強化学習を用いて仮想環境で学習し、Sim2Realという技術により現実世界での動作を実現する。モビリティが独立した思考を持つことで、ヒトと共に成長し合える新たな関係性への一歩を踏み出すという。
主な特徴は、学習によって生成される最適かつ有機的な動作や、失敗における衝撃を想定した耐久性と軽量化重視の外骨格デザインなど。「モビリティ×強化学習による運動制御」という未開拓の領域に踏み込み、二輪の世界を刷新し、まったく新しい未来を創る実験機としている。
◆TRICERA proto トライセラ プロト (参考出展車)
新たなドライビングプレジャーの3輪フルオープンEVを披露。感性に訴える刺激的な旋回性能と、新感覚の操縦感をあわせ持ち、意のままに操るための習熟プロセスさえ楽しい3輪手動操舵(3WS)の実走コンセプトモデルとする。
TRICERA proto (参考出展車)
前後輪操舵可能で特徴である旋回応答性の高さと旋回時のドライバー感覚とのつながりに着目し、人間研究視点で最もFUN を感じる旋回制御とすることで、異次元の人機一体感を実現したもの。走行音をチューニング&調律するサウンドデバイス「αlive AD」を搭載し、操縦に没入するドライバーの高揚感を増幅させる。3輪構造を際立たせたセンターフレームによるアーチ型シルエットに加え、人間空間と機能空間の対置表現により独創的なデザインを実現したという。
◆PROTO BEV プロト バッテリー イーブイ (参考出展車)
「大型バッテリーEV ならではのFUN」を体現する実走プロトモデル。FUNの最大化を目的に軽量化とコンパクト化を追求し、新感覚の乗り味と扱いやすさを兼ね備えたスーパースポーツEV 。従来の内燃機関モデルで培った優れた操縦安定性に、バッテリーEVのリニアなスロットルレスポンスと力強くスムーズな加速性能を融合させた。

PROTO BEV (参考出展車)
さらに、ライダーの手元に集約したシンプルな操作系と、車両の状態をライダーに伝えるメータービジュアライザーやサウンドなど、スポーツ走行に集中できる各種のHMI(ヒューマン‐マシン・インターフェイス)を装備した。
◆H2 Buddy Porter Concept エイチツー バディ ポーター コンセプト (参考出展車)
カーボンニュートラルの実現に向けて、選択肢の一つとして水素エンジン搭載二輪車を披露。社会実装を目指しトヨタ自動車と共同開発中のコンセプトモデル。二輪車搭載に適した小型の高圧水素タンク(認可取得済)をトヨタ自動車が新規開発し、ヤマハ発が主に水素エンジンや車体などを開発した。水素満タン時の航続距離は実測で100km以上とする。既存法規を参考に公道走行に関わる技術要件を織り込み、NOxを含むEuro5 排ガス規制にも対応済となる。

H2 Buddy Porter Concept(参考出展車)
◆PROTO HEV プロト ハイブリッド イーブイ (参考出展車)
「静」「動」と異なる2つの動力性能を自在に操る悦びを提供するシリーズ・パラレル・ハイブリッド(SPHEV)モデル。“Fun to Ride”と優れた環境性能を両立。電動モーターと内燃機関を効率的な技術で統合し、多彩な走行モードを実現した。都市部では静かで落ち着いた走行とし、郊外では力強く信頼感の高い走りを提供。独自のパワー&エネルギーマネジメント技術により、同車格比で燃費を35%以上するという。

PROTO HEV(参考出展車)
◆PROTO PHEV プロト プラグインハイブリッド イーブイ (参考出展車)
内燃機関の魅力と電動技術を融合させ、大型モーターサイクル。楽しみ方の拡張を目指す研究・開発モデル。エンジンとモーターの駆動を切り替えることで、走行シーンに応じてEV走行やハイブリッド走行を可能とする。魅力であるスポーティな走りと、高い環境性能を兼ね備え内燃機関の可能性を未来につなげるモデルとしている。

PROTO PHEV(参考出展車)
【ヤマハブースの主な出展物】
〈ワールドプレミア〉 同ショーで世界初披露となる出展物
・MOTOROiD:Λ モトロイド ラムダ (参考出展車)
・TRICERA proto トライセラ プロト (参考出展車)
・PROTO BEV プロト バッテリー イーブイ (参考出展車)
・H2 Buddy Porter Concept エイチツー バディ ポーター コンセプト (参考出展車)
・Y-00B:Base / Bricolage ワイ ゼロゼロビー ベース/ブリコラージュ (参考出展車)
〈その他の出展物〉
・自動車用電動駆動ユニット e-Axle イー アクスル (特別出展物)
・PROTO HEV プロト ハイブリッド イーブイ (参考出展車)
・PROTO PHEV プロト プラグインハイブリッド イーブイ (参考出展車)
・電動車椅子 NACTUS VS TRE-X ナクタス ブイエス トレックス (特別出展物)
・電動車椅子 ONE-MAX Urban / Historical ワンマックス アーバン / ヒストリカル (特別出展物)
・Sound xR サウンド エックスアール (特別出展物) 協力:ヤマハ株式会社
・FGDP-30 / FGDP-50 エフジーディーピー30 / 50 (特別出展物) 協力:ヤマハ株式会社
・AvantGrand N3X アバングランド エヌスリーエックス (特別出展物) 協力:ヤマハ株式会社
・DTX10K-X BLACK FOREST ディーティーエックス10 ケイ エックス (特別出展物) 協力:ヤマハ株式会社
・TRACER9 GT+ Y-AMT トレーサーナイン ジーティープラス ワイエーエムティ (市販車)
・Fazzio ファツィオ (市販予定車)
・YZF-R1 鈴鹿8 耐仕様 ワイゼットエフ アールワン (競技車)
・TY-E 3.0 ティーワイイー3.0 (競技車)