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ホンダ 第2四半期累計の営業利益6.6%増  日本の⼆輪の営利は28.9%増に/販売見通し、前回同20万台

ホンダ 第2四半期累計の営業利益6.6%増  日本の⼆輪の営利は28.9%増に/販売見通し、前回同20万台

2024.11.09

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ホンダ 第2四半期累計の営業利益6.6%増  日本の⼆輪の営利は28.9%増に/販売見通し、前回同20万台

ホンダは2025年度3月期決算の第2四半期の累計連結業績が、売上高、本業の儲けである営業利益で前年同期比プラスであった。二輪事業はインドとベトナムでの販売が増加したことで第2四半期の累計で1000万台超えを達成し、前年同期を超えた。

 

4月から9月までの累計売上高は前年同期比12.4%増収の10兆7976億円、営業利益が同6.6%増で460億円増益となる7426億円、営業利益率は6.9%、親会社の所有者に帰属する利益は同19.7%減、1216億円の減益で4946億円であった。

 

主に販売台数の増加による増益はあったものの、インセンティブの増加などで280億円の減益、売価およびコスト影響は商品価値向上に⾒合う値付けの効果などにより2686億円の増益となった。諸経費では⼈件費や外部委託費の増加などにより1055億円の減益、研究開発費は800億円の増加により減益、為替影響は90億円の減益であった。税引前利益は中国での販売台数減少や国内関連会社の利益減少にともなう持分法利益の減益や、為替レートが第2四半期では円⾼に振れたことで外貨建て資産の評価差損などを反映し、1373億円の減益となった。

 

四輪事業では連結売上台数が、北⽶でのICE・HEVモデルの堅調な販売に加え、EV車を本格的に販売開始したことで前年同期から6万4000台増加した一方で、四輪全体のグループ販売台数は中国での販売台数の減少により、前年同期比8.0%減の台数で15万5000台の減少で177万9000台であった。

 

二輪の累計業績では売上収益は前年同期比15.1%増加の1兆8107億円、営業利益が同28.9%増加の3258億円で、営業利益率は前年同期の16.1%から18.0%になった。

 

⼆輪事業の販売台数は好調に推移した。第2四半期累計で前年同期比12.0%増の111万6000台増の1000万台超えを達成し1038万2000台であった。日本での卸売販売台数は前年同期比1.8%減の10万台、北米が同5.5%増加の26万9000台、欧州は同15.7%増の26万5000台、アジアが12.5%増で886万1000台、その他は12.8%増の88万4000台であった。

 

将来投資の原資をあらわす研究開発のR&D調整後営業キャッシュフローは、前年同期と同⽔準の1兆2851億円となる。

 

2025年3月期の連結業績見通は、売上高は前回の見通しよりも7000億円多い21兆円で、営業利益が前回予想と同じ1兆4200億円、税引き前利益では前回の見通しよりも450億円少ない1兆4350億円を見込む。為替レートは米ドルで8円安の148円を前提。

 

二輪の販売台数の見通しでは、前回見通しよりも40万増の2020万台を見込む。このうち日本は前回予想と同じ20万台としている。

 

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