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23年度「二輪車市場動向調査」より③  バイク走行距離、週・月間で「やや減少」  自工会  

23年度「二輪車市場動向調査」より③  バイク走行距離、週・月間で「やや減少」  自工会  

2024.06.17

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23年度「二輪車市場動向調査」より③  バイク走行距離、週・月間で「やや減少」     自工会  

自工会(日本自動車工業会)が公表する2023年度の「二輪車市場動向調査」では、二輪車販売店へのユーザー意識、ユーザーのバイクライフや思考の分析、EV二輪車に対する意識、ニーズの3項目の調査を実施。前回の運転者特性の変化、二輪車の複数保有状況などに続き、今回は使用状況、実態結果を取り上げた。

 

調査は2022年6月~2023年5月の期間、国産と輸入車の新車購入者で年齢は10~70代の男女を対象に、郵送とウェブ調査を実施されたもの。有効回答4415件のサンプルをまとめた。このうち輸入車のサンプルは139件となる。

 

二輪車ユーザーの使用用途では、スクーターは実用中心でオンロードとオフロードはツーリングを中心に多様な用途であった。使用用途は全体では「買い物・用足し」51%、「ツーリング」50%、「街乗り」42%が高かった。性別では男性は「ツーリング」「街乗り」が女性より高く、女性は「買い物・用足し」「通勤・通学」の割合が高かった。

 

購入二輪車別では、スクーターの原付第二種までは「買い物・用足し」「通勤・通学」が高く、軽二輪以上では加えて「ツーリング」も高くなっている。また、ビジネス原付第二種と特にオンロードとオフロードは「ツーリング」が高い。オンロードの原付第二種と軽二輪は「近場での趣味・レジャーに」も高い。輸入車は「ツーリング」が91%と特に高いのが特徴となる。

 

スクーターは日常用途、オンロードで特に大排気量はツーリングなど非日常用途が中心であった。主な用途を見ると「通勤・通学(会社/学校)」が最も高く25%、次いで「ツーリング」が23%、「買い物・用

足し」が16%。「ツーリング」の割合は前回より4ポイント高かった。

 

性別では、男性は「ツーリング」「街乗り」が女性より高く、女性は「買い物・用足し」や「通勤・通学」が男性より高い。購入二輪車別では、スクーターは小排気量を中心に「通勤・通学」「買い物・用足し」が高いのに対して、オンロードは排気量が上がるにつれて「ツーリング」の割合が高くなる。オフロードや輸入車も「ツーリング」が高い。

 

 

ツーリング相手としては、「一人で」が最も多く、オンロードを中心にバイク仲間や友人・知人もが次いで割合が高い結果となった。ツーリング相手は「一人で」の83%が最も高く、次いで「バイク仲間」が28%、「友人・知人」が20%となる。性別では女性は「一人で」が54%と最も高いが、「夫婦・恋人」の50%、「家族」の21%が男性より高い。

 

購入二輪車別では、オンロード軽二輪以上では、「友人・知人」が高く、オンロード小型二輪(401cc~)と

オフロードでは、「バイク仲間」も高い。購入パターン別では、複数所有買い替え及び買い増しは「バイク仲間」が高く、複数所有買い替えは加えて「夫婦・恋人」も高くなっている。

 

使用頻度で走行距離の調査結果では、前回の調査と比べ週間使用日数、月間走行距離ともに、やや減少した。週間使用日数を見ると、全体では平均3.1日と、前回の3.3日からやや減少した。タイプ別では「スクーター(~50㏄)」が平均4.6日と最も多く、次いで「ビジネス(~50㏄)」の4.3日が多い。最も少ないのは「オンロード(401cc~)」で1.3日。オンロードは週末中心の使用がうかがえた。

 

また、月間走行距離を見ると、全体では平均235㎞と前回から微減となった。タイプ別では、「オンロード(401cc~)」が平均332㎞、「オフロード(751cc~)」の400㎞など、オンロードとオフロードの大排気量車で長い。「スクーター(251cc~)」も長い結果となった。

 

 

 

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