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【Stage・インタビュー】人を「笑顔にする」仕事   カワサキプラザ東京板橋/カワサキコンシェルジュ マネージャー横田実咲さん

【Stage・インタビュー】人を「笑顔にする」仕事   カワサキプラザ東京板橋/カワサキコンシェルジュ マネージャー横田実咲さん

2023.07.05

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【Stage・インタビュー】人を「笑顔にする」仕事   カワサキプラザ東京板橋/カワサキコンシェルジュ マネージャー横田実咲さん

本サイト「Stage(ステージ)」と題したコーナーでは、日々、ユーザーのバイクライフを支えているバイク業界で働く多くの彼ら、彼女らにとってのStage(仕事)にスポットを当て、生き生き働き喜びを感じる瞬間などを取り上げています。今回はカワサキプラザ東京板橋のカワサキコンシェルジュ マネージャーである横田さんを取材した。

 

 

――入社して現在の仕事について何年になりますか。また、バイク業界で働こうと思った理由は。

「入社6年目になります。現在のカワサキプラザ東京板橋の前のバイクショップナベ(以下ナベ)で3年、現在のカワサキプラザ東京板橋で3年、合計で6年になります」

 

 

「バイクショップナベに入社する前は事務職に就いていました。当時はパソコンと毎日向き合っての仕事がほとんどで、この仕事で一生終わりたくないと思い、何か『手に職』をつけたいと考えていました。ただ、当時は漠然としていて、何をやりたいのか決まっていませんでした」

 

 

「そんな時、あるTV で『人を笑顔にする仕事』を特集した番組を見て『人を笑顔にする仕事もあるのか』と思い心を打たれました。乗るのが好きなバイクの業界に興味を持ったのが現在の始まりですね。バイクの免許は18歳の時に取得しました。実は当初、四輪の免許取得のため教習所に通っていたのですが、バイクの教習も行っていることに気づき、バイクの免許取得に興味がわき四輪の免許取得後すぐに普通二輪免許も取得ました」

 

カワサキコンシェルジュ マネージャーの横田実咲さん

 

「乗るうちにバイクが楽しくて、お金を溜めて19歳の時に大型二輪免許も取得しました。だた、周りにバイクに乗る友人がいなくて、一人で乗るのが怖く乗る機会がほとんどなくなってしまいました。現在は、毎日バイクに乗り、ツーリングもできるのでとても充実しています」

 

 

――ナベに入社した経緯は。

「趣味の世界であるバイク業界への転職を考えた時に、果たして今の知識で何か出来るのだろうかという疑問があり、お客様の方がバイクに詳しいということの方が気になっていました。そうしたことで営業も整備も両方経験できるような販売店を探すことにしました。募集事項に男女の性別表記が無く、整備の募集をしていたナベへ思い切って応募しました。今ではお恥ずかしい話ですが、フロントフォークにオイルが入っていることすら知らない状態でした」

 

 

――バイクの知識に乏しくバイク店で働くことは、相当な勇気があったのでしょう。

「ナベに転職した時は、正直、年齢的にちょっと遅いかなと思いましたが、いま動かなければ一生動けないと考え、思い切って転職の決断をしました。それまでの事務の仕事とは全く異なり、バイク店で仕事ができるようになるのか、特にバイクは趣味の世界ですので、ものすごく心配がありました」

 

 

「バイクの知識がなかったのでナベに就社後、サービス工場の見学から始まり、整備のやり方を教えてもらい、廃棄部品などを使ってナットの締め具合や、逆にどのくらい力を入れると壊れるのかといったことも勉強させてもらい、その後に実際の整備をさせてもらいました」

 

 

「私の場合、男性と比べ力が弱いので先輩スタッフの皆さんに知恵を借りて、テコの原理の利用や大きめの工具を使うなどして工夫しながら整備しています。タイヤ交換なども最初は1本交換するだけで一苦労でしたが、どこに力をかけたらいいかなど、相手(バイク)や工具を良くみるようになりました」

 

 

――整備士の資格も取得し、今の仕事で自信がついてきたのでは。

「昨年、二級二輪自動車整備士の資格を取得しましたが、自信はまだまだです。整備士資格を持っていると、逆に何でも分かるものだと思われてしまいます。教科書には書いていないことも沢山ありますので、日々確認していかなければならないこともたくさんあります。勉強は行い続けなければなりません。とはいっても今は好きな仕事ができて楽しくて仕方ありません。まだまだ勉強が必要ですが、整備主任やマネージャーという立場にもさせて頂いています」

 

 

「好きなことを仕事にすることに不安もありました。仕事の辛さによって好きなことが嫌いになってしまう不安もありました。いまは好きなことができて本当に良かったです。これも渡辺政夫社長と出会えたからだと思います」

 

 

――接客において自身で注意、気を使っていることは。

「お客様が私たちに伝えようとする事柄をしっかりお聞きしなければ、良いご提案ができませんので、『お聴きすること』に注意を心がけています。お聴きする際にはことばを変えたりしてお客様のご要望を引き出すようにしています。また、専門用語はなるべく使わずに、かみ砕いてお話してお客様との認識のズレが生じないようにも注意しています」

 

 

――6年間、バイク店で働いてきた感想は。

「働いてよかったと思うことは、主に整備の部分ですね。知識不足でしたが先輩方に付き添いで教えて頂き、洗車やオイル交換などから始めていき、エンジンの脱着まで一連の作業を教えて頂きました。こうしたことはナベで働かなかったらできなかったと思います」

 

 

「バイクを移動するにもZ125が重く感じており、入社当時はZX-14Rの様な大型車に乗れるような未来は全く想像できませんでした。いまではいろいろなバイクに乗れて、バイクの話ができて、整備に関してもわかってきたので、やはりナベでなければできませんでしたね。渡辺は何か行おうとする時に『やってみろ』と言ってくれ、とにかくチャレンジしろといいます。そうした環境も良かったと思います」

 

電話では特に丁寧に応対している

 

「これらの経験を経て、現在ではカワサキプラザ東京板橋のコンシェルジュマネージャーとして店頭に立つことができていると感じています。お客様にバイクを見にきていただき「カッコイイ」「いいね」と目をキラキラさせる姿や、ご購入いただきツーリングでの出来事を楽しそうにお話しされる様子、修理やメンテナンスをして「調子がいいよ」などと、嬉しそうにお話して頂いたり、安心して乗ってもらえることが私自身嬉しく思うことですね。」

 

 

――自身での今後の課題、やってみたいことは。

「チャレンジは続けていき、探求心を持って働いていきたいです。現在は指定工場取得に向け取り組み始めたところで、年内には取得目標でいます。来年には検査員の資格を取得しようと考えています」

 

 

「また、お客様へのご納車からメンテナンス、そしてイベントへと一連の流れの中でトータル的におもてなし、『笑顔』がみられるようにしていきたいです。特に今後はイベント開催にも力を入れていきたいと考えています。お客様あっての私たちですので、『笑顔を絶やさない』ようにしていきたいと思います」

 

カワサキプラザ東京板橋の洗練、清潔感あるショールーム

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