
東京都内のバイク販売店での1時間あたり工賃が、最も多いのは1万1000~1万4000円未満であることがわかった。一般社団法人東京都自動車整備振興会・二輪自動車支部が、バイク販売店における「工賃に関するアンケート調査」を行い1月21日に公表した。
調査は東京都内のバイク販売店での整備費用の実態を浮き彫りにし、同支部会員の販売店経営の一助とすることなどを目的に行った。回答は併売店2件、国産車ディーラー20件、輸入車ディーラー13件、整備工場8件、中古バイク販売4件、その他5件の有効回答70件をまとめたもの。
調査の「1時間あたりの工賃価格帯」について、最も多かったのは1万1000~1万1999円と1万2000~1万2999円、1万3000~1万3999円で、それぞれ14%であった。次いで1万~1万0999円と、1万5000~1万5999円がそれぞれ12%と続く。最も工賃が低い8000~8999円が10%で、逆に最も高価格帯の1万9000~1万9999円は1%であった。
このうち業態では国産ディーラーは1万2000~1万2999円が最も多く、続いて1万3000~1万5999円、1万~10999円が多かった。輸入ディーラーでは9000~9999円、1万3000~1万3999円、1万5000~1万6999円の価格帯が同数で多かった。併売店では最も多かったのが1万1000~1万1999円と1万3000~1万3999円で同数となる。
「メーカーから提示されている工数は妥当か」の質問では、「そうは思わない」が84.1%に及び、「そう思う」の11.6%を大きく超えた。また「メーカーからの提示工数通りにお客様に請求しているか」の質問で最も多かったのが「おおむねしているが、車種により異なる場合あり」が40%、「おおむねしているが、車両年式により異なる場合あり」が30%、「自社独自の工数で計算」は17.1%、「そうしている」が12.9%であった。
さらに6ヵ月・12ヵ月、車検時、オイル・タイヤ交換などの工賃についても調査しており、結果は以下の通りとなる。