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【業界革新】新規ユーザー獲得へ 車両各社  需要期迎え販促策

【業界革新】新規ユーザー獲得へ 車両各社  需要期迎え販促策

2025.03.25

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【業界革新】新規ユーザー獲得へ 車両各社  需要期迎え販促策

シーズンを迎え新規ユーザーの創造、獲得に車両メーカー各社が活発だ。国内の人口減少に伴うバイクユーザーおよび二輪運転免許取得者数が減少傾向にある。車両各社では需要期を迎え、ユーザーにバイクの楽しさの訴求に加え、購入への背中を押す各種キャンペーンを積極的に展開し、バイクユーザーの創出に取り組む。

 

二輪運転免許証の交付件数(警察庁)は減少傾向だ。新型コロナ前の2019年3月時点の年間免許交付件数は前年比4・4%増加の22万2450人であったが、新型コロナによりバイクへの利便性が高まったことなどで、2020年では同9・8%とさらに増加し24万4320人に拡大。2021年は同16.7%増加の28万5005人であったが、、2022年では同3.4%減少の27万5242人、新型コロナが収縮傾向となった2023年には同12.3%減少の24万1371人に縮小傾向となった。

 

 

バイク業界にとって、黙っていてもライダー人口が減る一方である中、車両各社では年最大の需要期を迎え新規ユーザーの拡大、獲得に懸命だ。

 

ホンダモーターサイクルジャパンは、専売店のホンダドリームで「免許サポートキャンペーン」などを展開する。同キャンペーンは3月1日~9月30日まで実施。大型・普通自動二輪の免許証を新規取得し、キャンペーン期間中に対象の新車購入者に排気量に応じた新車購入費用をサポート。税込額で251~400ccは2万円、401cc以上の新車購入者に4万円を提供。新規ユーザーの拡大に取り組む。

 

ヤマハ発動機販売では専売店のYSPで「用品クーポンキャンペーン」を3月1日~5月31日の期間、YZF-R15の新車購入の場合、税込1万5500円分、YZF-R125/MT-125の場合1万2500円分のクーポンを進呈。さらに、ヤマハレンタル「春のバイクライフ応援キャンペーン」でもクーポン配布を3月1日~4月25日まで行う。キャンペーン期間中にヤマハバイクレンタルの新規会員登録で、初回レンタル利用に使える10%OFFクーポンを進呈するほか、会員登録時期に関係なくキャンペーン期間中に新規でヤマハバイクレンタルのLINE ID連携を完了すると、LINE ID連携特典として「LINE ID連携10%OFFクーポン」も進呈。

 

また、ヤマハバイクレンタル「YZF-R15・R125/MT-125レンタルRide onTimeキャンペーン」も3月1日~5月31日の期間、レンタル利用ユーザー対象に、上限1万円までのレンタル利用料金分を車両購入代金の一部としてサポートを実施。レンタルでの体験をきっかけにバイクに親しんでもらう。

 

カワサキモータースジャパンは、カワサキ正規取扱店で「二輪免許取得応援キャンペーン」を3月3日~10月31日まで展開。提携する自動車教習所で普通自動二輪または大型自動二輪免許教習を卒業した者が、対象モデル購入時に利用できる新車購入サポートクーポンとして税込で401㏄以上4万円、251~400㏄3万円、126~250㏄2万円を進呈。

 

輸入車でもハーレーダビッドソンジャパンが、免許取得費用を最大10万円分支援する「PASSPORT TO FREEDOM」を12月31日まで実施。新規で自動二輪MT免許を取得し(教習所を卒業)、年内に正規ディーラーで新車購入者を対象に、免許取得費用として最大10万円を進呈。「X350」「X500」購入の場合は5万円進呈としている。

 

BMW Motorradでは恒例の「ライセンス・サポート・プログラム」を1月6日~今年12月27日まで実施。初めて二輪免許を取得する者、大型自動二輪免許へとステップアップする者も、免許取得費用の一部をサポートする。期間中に新車購入者で大型自動二輪免許取得者には11万円、普通自動二輪免許では5万5000円をサポート。このほかに新規ユーザー獲得では試乗期間では長期とする「100日間オーナー無料体験キャンペーン」を展開。応募期間を3回に分けて3月3日~8月31日の期間、M1000RRを除く現行モデルで実施。

 

ドゥカティジャパンでも「ドゥカティライセンスサポートキャンペーン2025」を展開。新規で大型自動二輪免許(MT)を取得し3月1日~12月26日までにドゥカティの新車購入、登録で先着100人に免許取得費用の一部として7万円を進呈。さらに3月中には「シーズンオープニングキャンペーン2025」と題し、ドゥカティディーラーで試乗と見積り依頼でオリジナルノートを進呈。

 

トライアンフモーターサイクルズジャパンでは、3月14日~6月13日まで「RIDE IN STYLEフォトコンテスト」を展開。SNSでトライアンフと共にスタイリッシュな写真を投稿した者を対象に、バラエティ豊かな6つの賞に写真が選ばれた者に豪華賞品をプレゼント。最優秀賞の「トライアンフ賞」ではトライアンフ アンバサダー任命と年間モニターを賞品として用意する。

 

KTM Japanは「購入サポートキャンペーン」実施。KTM「購入サポートキャンペーン」と題して、対象の新車購入者に最高額では66万円の購入支援を提供。実施は3月14日~4月13日までで2022~2023年モデルが対象。同様のキャンペーンはハスクバーナが2機種、GASAGASは1機種でも実施。サポート金額は3ブランドで最低12万円から最高で66万円にのぼる。

 

インディアンモーターサイクル(ポラリスジャパン)は「101 SCOUT STYLE UPGRADE CAMPAIGN」を1月25日~4月30日まで展開。101Scoutの成約者にアクセサリーを1点進呈。さらに追加のアクセサリーは通常価格から20%割引きで購入できるというもの。

 

ピアッジオグループジャパンでも「ベスパ純正ヘルメット プレゼントキャンペーン」を2月8日~4月30日まで、現行のVespa全モデルの新車購入者を対象に展開。アプリリアのスポーツバイクでも購入サポートキャンペーン「SPECIAL OFFER」を2月8日~6月30日まで展開。アプリリア正規販売店で、アプリリアを試乗、もしくはアプリリア公式ホームページから見積依頼で、期間中に対象モデル購入者にモデルに応じて最大 33 万円分をサポートする。

 

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