広告掲載について
トップメーカー

来年「東京MCショー」主催を東京MCショー協会が二普協に移管   開催は24年3月22日から

来年「東京MCショー」主催を東京MCショー協会が二普協に移管   開催は24年3月22日から

2023.08.01

twitter facebook line
来年「東京MCショー」主催を東京MCショー協会が二普協に移管   開催は24年3月22日から

来年、2024年の「第51回東京モーターサイクルショー」が3月22~24日に、東京ビッグサイトで開催される。東京モーターサイクルショー協会(東京MCショー協会)が7月27に開いた会見で発表した。一方、来年の主催から同協会に代わり、一般社団法人日本二輪車普及安全協会(二普協)の下で行うとした。

 

 

第51回東京MCショーの開催は、2024年3月22~24日、会場は東京ビッグサイト西1~4ホール・アトリウム・西屋外展示場で開催する。主催はこれまでの東京MCショー協会に代わって二普協となる。出展者は前回166者以上で、来場者は前回の13万9100人以上を見込む。

 

主催の移管と東京モーターサイクルショー協会の解散について説明する赤坂会長

 

二普協主催に代わっての開催では、これまでの車両の展示にとどまらず、ライダーの安全や車両を利用したキャンプなどの楽しさ、バイクのあるライフスタイルといった市場ニースに合わせた内容を盛り込んでいくなどとした。

 

会見では東京MCショーの主催を二普協へ移管し、東京MCショー協会の解散を発表した。東京MCショー協会の赤坂正人・会長は、これまで開催中止が2011年の3.11の年、そして新型コロナ禍でやむなく2開催の中止を余儀なくされたことを挙げ「今後5年、10年にこうしたことがまた起こらないとは限らず、二輪業界やお客様にとって(東京MCショー開催を)止めたらいけなとの思いがあり、継続ということを考えた」とした。

 

その上で東京MCショー協会は「事業の中心が東京モーターサイクルショーで1回中止になると、リカバリーできない状態です。設立当初から積立金などで有事の場合に備えてきました」などと述べた。

 

ショーの中止によるこれまでの赤字は、法人ではない東京MCショー協会の正会員が負担し「2年(中止が)続くというのは非常に厳しい状況。どの様にやっていったら(継続)いいのか、いろんな選択肢の中、理事会で審議いただき、一つは組織である団体の主催、年間を通じお客様に向けた活動ができる組織に移管したほうが、ショーの開催継続のほか二輪のすばらしさが伝えられるのではないと考えた」と述べた。

 

東京モーターサイクルショー協会主催が、今年最後になった「東京モーターサイクルショー」

 

日本二輪車普及安全協会への移管は「これまで私どもの事務局を運営して頂いたこともあり、一番私どもをわかって頂いている協会」などと移管の理由を述べた。

 

来年から主催者として、安全やライフスタイルの要素も盛り込みたいと述べる二普協の小椋専務理事

 

二普協は「バイクライフ・サイクルを支える」を役割として掲げ、ユーザーが二輪車と過ごす「バイクライフ・サイクル」のあらゆる場面で、より安全で安心、便利で快適な二輪車の環境を作り出すために活動している組織。ユーザーの車両購入・利用・整備点検・買い替えの各事柄のサイクルの中で、ユーザーの期待に応える支援活動を進めるというもの。これまで東京MCショー協会の事務局を受託。二普協の近畿事務所が大阪モーターサイクルショーを主催している。

 

twitter facebook line