広告掲載について
トップ販売店

新車用タイヤ販売 5月以降右肩上がり  10月の新車用、前年月比43.2%増  日自タイヤ協会  輸入は今年最高の本数に

新車用タイヤ販売 5月以降右肩上がり  10月の新車用、前年月比43.2%増  日自タイヤ協会  輸入は今年最高の本数に

2022.11.26

twitter facebook line
新車用タイヤ販売 5月以降右肩上がり  10月の新車用、前年月比43.2%増  日自タイヤ協会  輸入は今年最高の本数に

二輪車用「タイヤ販売本数」が新車用で増加が続いている。10月の新車用は前月の9月に今年最高の販売本数に続き2番目に多い販売となった。一方で、市販用はタイヤメーカー各社の秋の値上げの影響が大きいといえそうだ。

 

 

日本自動車タイヤ協会の調べによる、今年10月の加盟メーカーの輸入品を含めた国内での二輪車「市販用タイヤ販売本数」は、前年同月に比べ18.7%減少の10万本であった。今年9月は8月から大きく減少し前年同月も割り、10月はさらに9月よりも大きく前年月割れとなった。1月から10月までの累計販売本数では、前年同期に比べ0.5%の増加を維持し115万7000本となった。

 

「新車用タイヤ販売本数」はで9月に続き大きく拡大し、前年同月に比べ43.2%増加となり10万6000本であった。10月の販売は前月の9月の今年最高販売に次いで多く、年間推移では右肩上がりといえる。1月から10月までの累計本数では、前年同期に比べて15.7%の増加で86万2000本となった。

 

一方、海外からの輸入タイヤは財務省がまとめる最新データでは、海外からの9月の「輸入タイヤ本数」では、前年同月比で8.8%増加の27万9654本であった。本数では今年最高の輸入量となる。今年1月からの累計本数では、前年同期に比べ5.0%増加の233万9961本となった。月間本数では5月以降、前年同月を超えて推移してきたが、本数では前月の8月を割り減少して推移。ただ、為替相場で円安ながらも10月は国内メーカーによる値上げ前の駆け込みが増加の要因として挙げられる。

 

 

輸入先国や地域では、前月に続きタイが最も多く9万1770本で、次いでインドネシアが8月の3万8925本より大幅に増え5万5346本、台湾が5万1042本、中国も8月よりも約1万本多い3万6355本、ベトナムは1万7673本の順であった。

 

10月の市販用では国内旅行の割引きや行楽も活発し、さらにツーリングやイベント参加の機会も多く、アフターサービス需要は高い状態ながら、タイヤメーカー各社により春に続き今秋もさらに一段の値上げもあって買い控えが高まったといえそうだ。

 

 

その一方では、新車用タイヤは車両メーカー各社による新車の生産が活発に行われていることで、大幅に販売が増えたとみられる。新車用タイヤの販売増加は、裏を返せば新車生産が拡大していることを示しているともいえる。

twitter facebook line