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伊ピアッジオG 上半期で過去最高の業績に  世界の主要地域で販売「2ケタ」伸ばす

伊ピアッジオG 上半期で過去最高の業績に  世界の主要地域で販売「2ケタ」伸ばす

2023.08.10

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伊ピアッジオG 上半期で過去最高の業績に  世界の主要地域で販売「2ケタ」伸ばす

伊ピアッジオグループ2023年度の上半期で、過去最高の業績を達成したと発表した。売上高や純利益などの各指標で前年同期を超えた。下半期は全工場に生産管理システムの導入で大幅な値上げを回避し、さらに利益率の拡大を見込む。電動モビリティおよびESG課題に対する投資を引き続き進める考え。

 

 

今年上半期の連結売上高は、前年同期10億5310万ユーロに比べ11.3%増の11億7200万ユーロ、産業売上総利益では前年同期2億2710万ユーロ に比べ20.1%増で3億3260万ユーロ、売上高純利益率は前年同期の26.3%から今期は28.4%に伸びた。EBITDA(支払利息や税金、減価償却費を差し引く前の利益)は同25.6%増で1億9120万ユーロとし、上半期では過去最高の業績を達成したという。EBITDAマージンは前年同期で14.5%が16.3%に拡大した。EBIT(利息および税金控除前利益)が同37.1%増の1億1760万ユーロ、税引前利益では同34.7%増で9820万ユーロ、純利益は同43.4%増の6480万ユーロを上げた。これにより純金融負債は1300万ユーロ改善して3億8440万ユーロとした。

 

 

世界市場での出荷台数は32万4600台、1.2%増した。全世界では前年同期比1.5%減少で26万7400台であったが、異なる製品構成により売上高では9.2%増の9億5610万ユーロとした。 売上高のうちのスペアパーツやアクセサリーなど同14.0%増加し8420万ユーロに達した。

 

 

二輪車販売の売上は、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域およびアメリカ大陸が好調で15.1%増加、特にイタリア市場では30%伸びた。米国市場は9.2%増加した。ヨーロッパではスクーターが前年同期は22.6%であったシェアを23.3%に拡大。北米のスクーター市場では29.3%のシェアを占めた。

 

 

スクーターはピアッジオ・ビバリー、メドレー、リバティのハイホイールスクーター、そして約50%の売上増を達成したピアッジオMP3三輪車が牽引し、全世界での売上高12.2%の増加を記録したという。ベスパブランドも売上高は10%以上も増加した。

 

 

モーターサイクルではモト・グッツィのモト・グッツィV100マンデッロの売上高が30%増加。アプリリアはRSV4スーパースポーツモデル、アプリリアRS 660、トゥオーノ660と1100、ラリー競技で重要な結果を残したトゥアレグ660が牽引したという。

 

 

他方、商用車の販売台数は16.6%増加し5万7100台、純売上高は21.8%増加の2億1590万ユーロであった。このうちスペアパーツやアクセサリーなどの売上高は11.8%増加し3080万ユーロに達した。地域別では、インド市場が好調に推移し、商用車の売上高は34.7%増加し販売台数は20%増加した。EMEAおよびアメリカ大陸は全体で売上高が2%増加したという。

 

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