ヤマハ発動機販売はロードスポーツ「MT-09 ABS」をベースに発進・変速操作を自動化する新機構「Y-AMT(Yamaha Automated Transmission)」を採用した「MT-09 Y-AMT(エムティーゼロナイン ワイ・エーエムティ)」を9月30日に発売する。国内年間販売300台をを見込む。
同機種はクラッチレバーとシフトペダルを備えず、シフトアップとダウン操作をハンドシフトに集約した「MTモード」と、変速を自動化する「ATモード」を搭載した。クラッチレバーとシフトペダルの操作は不要で、ライディングでより集中できるスポーツ性と快適性を提供するとしている。「MTモード」のシフトアップとダウンは、手元のシーソー式シフトレバーで行い、高い操作性と素早いレスポンスによってダイレクトなコントロールが可能になるという。シフトチェンジ時の車体挙動が穏やかになることで街中での俊敏さと、峠道での旋回性とスタビリティを両立。ベテランからエントリーユーザーまで幅広いライダーが堪能できる乗り味にしたという。
◆税込価格 : 136万4000円
◆カラー :
・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー/新色)
・マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー/新色)
【MT⇔AT モード選択が可能】
ハンドシフトによる「MTモード」と変速を自動化する「ATモード」を装備。右側のハンドルスイッチボックスに備えた切替ボタンでモード変更が可能。ATモードには、「D」と「D+」の2 種類のシフトプログラムを設定しており、街中や高速道路では穏やかな「D」、高レスポンスの加減速を楽しみたいワインディングでは「D+」を選択することで、道路状況や好みに応じた走りができるとしている。
【シーソー式シフトレバー】
「MTモード」は、シフトアップとダウンをハンドル左側に備えられたシーソー式シフトレバー(ハンドシフト)で操作。通常は「+」レバーでシフトアップ、「-」レバーでシフトダウンを制御する。また、「+」レバーは、親指をグリップから離すことなく、人差し指1本の操作で、引く(シフトアップ)/押す(シフトダウン)操作も可能だという。信号や一時停止、極低速走行時には車両側の判断で自動的にシフトダウンすることで適切な駆動力を確保するとしている。