ハーレーダビッドソン「ファットボーイグレイゴースト」限定発売

ハーレーダビッドソンジャパンは5月10日、限定生産のプレミアム復刻シリーズ”アイコンコレクション”から「ファットボーイグレイゴースト」を発売する。クラシックなデザインテーマを再考した。世界限定生産1990台生産のうち日本で234台を限定販売する。

 

同機種は同社が5月10日に横浜で開催したイベント「ブルースカイヘブン」で発表公開しもの。2021年よりハーレーダビッドソンが立ち上げたアイコンコレクション第5弾で、1990年に登場した初代FAT BOYへのオマージュ。ハーレーダビッドソンの歴史の中で特に印象的なモデルを現代技術によって再登場させたモデルで、シリアルナンバー入り限定生産の特別なシリーズ。

 

ファットボーイ発売35周年を記念した同機種は、車体に鏡面風のリフレクション仕上げが施されている。特にフェンダーと燃料タンクの仕上げは、薄膜コーティングの物理蒸着（PVD）プロセスで施し、これほど大きな部品にPVDが使用されるのはハーレーとして初めてだという。このコーティングの精密さにより、クロームのような外観でありながらクロームメッキよりも包括的で、クロームメッキでは不可能なハーレーダビッドソンの耐食性基準を満たす見事で美しい仕上げを実現したという。

 

クロームのサイドカバーは、ブライトシルバーのパウダーコートで仕上げたフレームがバイク全体の輝きを強調する。FAT BOY®のオリジナルモデルからインスパイアされたというスタイリングには、丸型エアクリーナー、ロアロッカーカバーの黄色いアクセント、パワートレインカバー、タンクコンソールインサートなどを装備する。

 

また、レースとタッセルがあしらわれたレザーシートや、レースで縁取られたブラックレザーのタンクストラップなどのディテールが、ノスタルジックな美しさを際立たせるという。立体的なフューエルタンクメダリオンは、初代FAT BOYの象徴的なウインググラフィックを再現し、記念のタンクコンソールには、固有のシリアルナンバーが刻まれ、リアフェンダーにはアイコンズコレクションのメダリオンを配置している。ホイールは、FAT BOY専用のLakester製アルミキャストホイールを装着する。

 

同機種は、2025年モデルのFAT BOYから導入した、より高いパフォーマンスと技術を共有し、Milwaukee-Eight 117 カスタムパワートレインは101馬力（75 kW）、ピークトルクは165Nmを発揮するという。個別の触媒を備えた2-into-2エキゾーストを装備することで、マフラーには高音域を抑え、低音域を強調する先進の軽量素材を採用し、パワフルなサウンドを実現したとしている。

 

新サスペンションは、ライダーの快適性を最適化するために再調整を施し、デュアルベンディングバルブ49mmフォークが、フロントホイールを路面に確実に接地させ、快適な乗り心地を提供するという。2025年モデルからは、ライディングモード（ロード、レイン、スポーツ）の選択とモーターサイクルの性能特性とテクノロジー介入レベルを電子制御で可能になったという。最新の安全性能に加え、新型オールLEDライティングにより、視認性も向上したとしている。

 

 

◆税込価格 :  362万7800円

◆カラー :  リフレクション

◆車両データ

・全長：2,365mm

・ホイールベース：1650mm

・シート高（無負荷状態）：675mm

・車両重量：315kg

・フューエルタンク容量：18.9L

・フロントタイヤ： 160/60R18 70V BW

・リアタイヤ：240/40R18 79V BW

・ Milwaukee-Eight® 117カスタム （排気量：1923cc）