バイク関連商品の品薄傾向が増している。バイク関連の量販製品の生産は主に中国だ。その中国の上海は長引くロックダウンの影響でか、日本のバイク部品用品メーカーの一部製品によっては入荷が見通せなくなっている。さらに円安、輸送コストや鋼材の値上がりなどが追い打ちをかけている。部品用品メーカー各社でのコスト吸収だけでは限界があり、相次ぎ小売価格へ転嫁せざるを得ない状況だ。(鈴木香)
4月、消耗製品などを主力とする部品用品を取り扱うA社は、「中国で製造しており、原材料の高騰よりもロックダウンにより生産工場が停止しており、消耗品の一部製品の入荷が遅れ大幅に遅れ、品薄になっている」としている。さらに「輸送コストも上昇している」などと、先行きの見通しに不安を隠せない表情だ。