国内の「新車出荷台数」の2023年12月と昨年の年間台数が出揃った。自工会(日本自動車工業会)がまとめた昨年12月の出荷台数は前年同月に比べ増加。51~125㏄の原付二種と251㏄超の小型二輪が前年月を超えた。2023年の年間出荷台数は4.0%増加し、本サイトで12月上旬に予想した37万6000台前後とほぼ同台数の37万6720台であった。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の大型二輪車である小型二輪までの全クラスの流通台数で、ひとつの指標で全クラスを把握できる唯一のデータとなる。オートバイ業界全体の源泉となり市場、流通への影響を左右するため、関係企業や担当者らが注目する重要な指標となっている。
2023年12月の全排気量クラスの合計台数は、前年同月の2万6010台よりも8.6%の増加で2万8258台であった。前月11月の3万2308台に比べ12.5%減少した。特に著しく前年月を超えたのは原付二種で前年同月に比べ倍以上の台数であった。小型二輪は同16.3%増加となった。50㏄以下の原付一種と126~250㏄の軽二輪が、ともに前年同月の約7割にとどまった。
12月のクラス別出荷台数と昨年年間のクラス別台数については以下の通り。