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【ヤマハ モビリティショー2025】AI学習でライダーと成長するMC  EV・HEVなど多数  「人間中心のモノづくり」前進

【ヤマハ モビリティショー2025】AI学習でライダーと成長するMC  EV・HEVなど多数  「人間中心のモノづくり」前進

2025.10.31

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【ヤマハ モビリティショー2025】AI学習でライダーと成長するMC  EV・HEVなど多数  「人間中心のモノづくり」前進

創立70周年を迎えたヤマハ発動機は、感動創造企業を掲げ「人間中心のモノづくり」を目指し、技術を磨き挑戦への取り組みで、今ショーでは、ライダーと共に経験を重ね学習していくた新たな二輪の未来を創る「MOTOROiD」プロジェクトの新作を披露。オープンウェアの解放感や新体験ができる三輪モビリティなどを将来のモビリティを想像する新機能を採用するモデルを多数提案した。

 

二輪では“ヒトとマシンの新たな関係。その未来”を探る概念検証を目的とした「MOTOROiD」プロジェクト。2017年、2023 年の「MOTOROiD 2」の発表に続き、今ショーではさらに進化させた「MOTOROiD:Λ」を披露した。AI技術により学習し自らが成長、さらにはライダーと共に成長し合える新たな関係性をも見出すという、二輪のこれまでの世界を刷新し、まったく新しい未来を創る実験機となる。まさに人馬一体といえそうだ。

 

MOTOROiD:Λ

 

 

大型バッテリー搭載のスーパースポーツEVを体現する実走プロトモデル「PROTO BEV プロト」(バッテリー イーブイ)や、2つの動力性能を自在に操る悦びを提供するシリーズ・パラレル・ハイブリッド(SPHEV)モデルで、電動モーターと内燃機関を効率的なパッケージング技術で統合し、多彩な走行モードを実現した「PROTO HEV」(プロト ハイブリッド イーブイ)、エンジンとモーターの駆動を切り替えることで、走行シーンに応じてEV走行やハイブリッド走行を可能にした「PROTO PHEV プロト」(プラグインハイブリッド イーブイ)を参考出展した。

 

水素エンジン搭載二輪車「H2 Buddy Porter Concept」(エイチツー バディ ポーター コンセプト)は、社会実装を目指してトヨタ自動車と共同開発中のコンセプトモデル。

 

新たなドライビングプレジャーの3輪のフルオープンEV「H2 Buddy Porter Concept」(トライセラ プロト)を参考出品。旋回性能と新感覚の操縦感をあわせ持つ3輪手動操舵の実走コンセプトモデル。ハンドリングのヤマハ発動機をしっかりと伝承したとしている。

 

80年代のノスタルジーを感じさせながらも現代の技術と融合させたスポーツヘリテイジレトロ「XSR 900 GP」の新たなカラーを施した新型も展示した。

 

このほかにも、次世代の車いすや電動アシスト時電車などの多数披露した。

 

PROTO BEV プロト

 

PROTO HEV

 

PROTO PHEV プロト

 

 

水素エンジンの「H2 Buddy Porter Concept」

 

H2 Buddy Porter Concept

 

新カラーの「XSR 900 GP」

 

◆ブリーフィング/設楽元文・社長

「当社は今年、創立70周年を迎えました。創業者の川上源一は『人や社会に、生活を楽しむことを広げたい』という強い信念の持ち主でした。人々の人生を楽しむことを駆り立て、挑戦することを後押しする、当社の歩みは製品やサービスを通じて、その実現に取り組んできた70年といえます。私たちヤマハ発動機は『感動創造企業』です。これからの人々の楽しむ意欲を、刺激する存在であり続けたいと願っています。感動創造の源は、技術とヤマハブランドの感性です」

 

当社の技術ビジョンでは「社会課題への解決とともに、人々のワクワクを創りだす。楽しさの追求をターゲットに置いています。その実現のために人間研究に基づく知能化、エネルギーマネージメント、ソフトウェアサービスに磨きをかけて、人と社会のよりよい未来づくりに取り組んでいます」

 

「当社の個性は『人間中心のモノづくり』です。人間研究はすべての礎になるものです。私たちは今、カーボンニュートラルの実現に向けて全方位の取り組みを加速させています。自社工場におけるカーボンニュートラルの達成を前倒しし、製品への対応にはマルチパスウェイで研究開発を進めています。今回も楽しさと環境性能を両立するバッテリーEVや、クラブインハイブリット、スリーズパラレルハイブリット、水素エンジンコミューターなど、私たちのアプローチの一環をご覧いただきます」

 

「一方、こちらは電動駆動ユニットの『e-Axle』(イー アクスル)です。自動車メーカーへの供給を想定し、当社の強身である軽量、コンパクト、高出力なパワープレーン技術を活かして開発を進めています」

 

「さて、当社の製品の特長の一つ『意のままに操る喜び』。それを実現する軽快なハンドリング特性があります。世界中のお客様から『ハンドリングのヤマハ』とご指示いただく、その操縦感覚をオープンウェアの解放感に包まれながら体験できるモビリティ『TRICERA proto』(トライセラ プロト)ご紹介します。人間研究に紐づく新たなドライビングプレジャー、三輪手動操舵の機構とEVパッケージの組み合わせで、操る感動を実現する研究開発モデルです」

 

「TRICERAは手元の操作で後輪の向きを切り替えることができます。後輪が積極的に操舵に関与する構造は、既存ロードカーにはありません。三輪操舵がもたらすワクワク、ドキドキするような操縦感覚。それをとことん楽しむためにはドライビングの成熟も大切ですが、私たちはそのプロセスさえ楽しいと感じていただけるモビリティを目指しています」

 

設楽・社長

 

「冒頭で企業目的『感動創造企業』について触れました。私たちはエキサイトメンを生み出す一方で、対極にある毎日の暮らしにある静かな感動もお届けしています。

 

「当社は1993年に世界で初めての電動アシスト自転車PASを発売いたしました。当初、この乗り物に魅力を感じてくださったのは、シルバー世代の皆さんです。その後、世代を超えてお客差は広がり、現在では世界各地で親しまれるようになりました。今回は新たに長く寄り添える、自分にとって心地よい一台をカスタマイズできる、拡張性の高いモデルを提案しています。暮らしの中の確かな幸せ。それはパワーアシストなど各種技術の先にある、生活の豊かさ、心の豊かさからくる幸せです。当ブースでは電動アシスト自転車以外にも、車いすメーカーさんとのコラボレーションモデルもご紹介しています」

 

「皆さんが先ほどから気になっている「MOTOROiD」(モトロイド)の開発プロジェクトは、人とモビリティの新たな関係を探るため、その概念実証を目的にスタートしました。2017年には自立してライダーに歩み寄るMOTOROiD、また前回のモビリティショーでは生命感さえ感じるMOTOROiD 2をご覧いただきました。あれから2年、MOTOROiDの開発プロジェクトは新たな歩みを始めています。知能化技術によって自ら成長するモビリティ『MOTOROiD:Λ』(モトロイド ラムダ)をご紹介します。強化学習技術で実現する次世代の二輪モビリティ。人は毎日の暮らしの中で、学び知見を広げ、できること一つひとつ増やしていきます。それと同じように日々成長していくモビリティです。寝かしたままの状態から起き上がり、そのまま自立して静止状態を保ちます。さらに自ら前進し、その場で旋回し八の字を書く。彼ができることは3歳のお子さん程度かもしれません。しかし、ライダーと共に経験を重ね学習していくことで、やがて社会性や協調性をも身に着けて、心まで通い合うパートナーに成長していくことでしょう。学習、チャレンジ、そして実現。その成長プロセスがライダーとの絆を深めていくはずです」

 

「感じて、動きだす。私たちヤマハ発動機も、そしてお客様も楽しむ意欲、挑戦する勇気、成長の喜び。私たちは、そうした活力を常に人や社会に発信する存在であり続けます」

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