![【モビリティショー】カワサキ 「伝統」「革新」で世界初公開 4社唯一で二輪中心に出展](https://autobi-r.net/wp-content/uploads/2023/10/kawasakiブース.jpg)
モーターサイクルでは今年70周年を迎えたカワサキモータースは、二輪事業を持つ国産4社では、唯一二輪を中心に出展。ブランドコアのひとつ「伝統と革新」をテーマに、世界初公開のワールドプレミアモデル多数出展。70年築いてきた「伝統」を継承する新型と、新社会へのカーボンニュートラル実現に向けた「革新」を体現する新型モデルのほか、70周年を記念しブランドロゴを新たにし会社のミッションを体感してもらうブースとした。
伊藤浩・社長は「カワサキのモーターサイクルは今年70周年、来年はメグロブランドから100年周年、Ninja発売から40周年を迎える。1953年に二輪車エンジンのKB1の製造から歴史が始まった」などとした。翌年の54年にはバイクスクーターを同ショー前身の第1回自動車ショーで発表。ジャパンモビリティショーはカワサキ70周年の歴史とともに歩んできた、重要なショーとして位置付けている。
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伊藤社長
70周年を機に新しいブランドロゴを発表した。会社のミッション”Let the Good Times Roll(カワサキに関わるすべての人の、喜びと幸せのために)”体現するために長い歴史の中で使ってきたカワサキレッドを採用。また神戸にあるカワサキワールドでは、70周年の特別展示を展開。
革新についての製品では、昨年11月にカーボンニュートラル実現に向けた方針の下、プロトタイプを発表したモデルを、同ショーでは量産モデルとして「Ninja e-1」「Ninja 7 Hybrid」披露。日本での販売を予定している。ただ、詳細はこの場では控えたものの、電動ならではの加速やカワサキらしさが楽しめるモデルとしている。
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Ninja e-1
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Ninja 7 Hybrid
また、別のヒューチャーブースでは水素エンジン、モータースポーツプログラムブースでは水素小型モビリティエンジン研究組合からダカール2024に参加する水素エンジン実験車も展示し、水素エンジンの開発を強調する。
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メグロS1
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W230
伝統では、カワサキと目黒の技術でW1を誕生させ、ZやNinjaに発展を遂げている。目黒の創業は1924年、100周年を記念したのが「MEGURO S1」(参考出品)。カワサキとメグロの合作といえる新型「W230」(参考出品)を披露。さらに、80から90年代に人気を呼んだNinjaシリーズのカラーリングを再現した「Ninja ZX-10R 40th Anniversary Edition」「Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition」を近日発売すると発表。オフロードモデルでは「KLX230」を来年発売する予定としている。
この他に、同社の歴代モデルとして「カワサキ250メグロSG」「Ninja・GPZ900R」「ZXR400R」に加え、グループブランドとなるBIMOTAでは「BIMOTA TESI H2 CARBON」を参考出品し、市販モデルの「BIMOTA KB4」も展示した。
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ニンジャZX10R
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ニンジャZX-4RR