
BMWモトラッドでは、2つのコンセプトモデルを日本初公開モデルに加え、新型モデル7車種の披露や、今年から二輪業界に先駆けて開始したリアルとデジタルを融合させユーザーの希望モデルの購入を容易にするプログラム、大イベント開催の紹介、ウエアなどを含め BMWモトラッドライフを訴求した。
展示では、ドイツ本社より今ショーのために特別に用意したコンセプトモデル「R20 CONCEPT」「Concept F 450 GS」を初公開した。注目は「R20 CONCEPT」で、昨年5月、イタリアで開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」でデビューを飾り話題となったビッグヘリテージのコンセプトモデル。必要以外に装備を避けたことでエンジンと燃料タンクがひときわ強調されスタイルからもパワーを醸し出している。
「Concept F 450 GS」は、排気量は450cc並列2気筒のエンジンを搭載し、48馬力、車重175kg。R1300GSのバランスの取れた外観デザインを維持させながら、そのまま小型化した印象が強い。今後の発売に期待が高いモデルといえる。

注目の「R20CONCEPT」

参考出品の「Concept F 450 GS」
今ショー当日の28日より受付販売が開始された新型モデル「M 1000 RR」は、FIMのWorld SBK(世界スーパーバイク選手権)やEWC(世界耐久ロードレース選手権)などで度々勝利を挙げる、ホモロゲーションをクリアしたスーパーバイクモデルとあって大勢が注目。最高速度314 km/hで最高出力218 hpを誇る。壇上にはブラックストーム・メタリック「MモータースポーツM competition package」を展示した。エントリーグレードの価格は430万円からとなる。エアロダイナミクスを最適化して新形状の大型化したウィングレットでダウンフォースはこれまでのモデルに比べて大幅に改善された。
新型「M1000R」はエントリーグレードが277万7000円からで、デリバリーは5月のゴールデンウィーク明け頃となる。
新型「S1000RR」もウィングレッドを大形化した新カウルデザインにより、先代モデル比でダウンフォースを37%高め、空力の戦闘力は大きく向上させた。それ以外にもスロットルの開度を小さくすることで、これまで以上にアグレッシブなライディングが可能というもの。
開催当日に国内モデルの販売価格を発表した、最高峰モデルでもある「S1000R」は、ブルーファイア、ムジェロ・イエローのモデルを展示。ヘッドライトは一つ目から2つ目にデザインも変更された。エントリーグレードの価格は198万9000円からで5月以降のデリバリーとなる。
ショー開催の9時間前にドイツの本国で発表されたばかりの新型モデルR12シリーズに新たに加わったBMW「R12GS」も紹介。かつての名車R18GSにインスパイアされたデザインで、本格的なオフロードアドベンチャーに対応できるスペックとなる。空冷1170ccエンジンを搭載して本格的なアドベンチャーライドのために設計。日本での発売は今年の夏頃を予定となる。
「F900R」「F900XR」は見た目以上に、パフォーマンスや快適性を大幅に向上されているモデル。アジャスタブル倒立フロントフォークと新型S1000Rと同一のホイールを採用し、ばね下重量を1.8kg軽量化されている。都市型コミューターモデル「C400GT」はシート下の収容容量を7Lも拡大し、TFTモニターも10.25インチに大型化されている。
クルーザーR18シリーズは、よりモダンに進化し、目を引く美しいカラーリングと、「R18」「R18クラシック」はリヤホイールを16インチから18インチへと拡大し、より快適性も大幅に向上した。同機種は4月中旬頃に日本国内仕様が発表される。
今年1月に同部門の本部長に就いた大隅武・ジェネラル・マネージャーはカンファレンスで登壇し「BMWモトラッドは全世界的に、昨年21万0408台の販売と対前年比プラス0.6%、おかげさまを持ちまして全世界で伸びることができた状況です。そして日本国内におきましても電動の軽二輪モデルCE02、CE04を合わせて6208台の登録で、初めて6000台を超える販売を昨年達成させていただいた」と、成長ぶりを強調した。
「私どもBMWモトラッドではお客様を大切に考え、アドベンチャーバイク、スポーツバイク、ツーリングバイク、ヘリテイジバイク、そしてスクータータイプというさまざまなニーズに応じたラインナップをご用意しております」と述べ、新型モデルなどを紹介。
新型モデルにとどまらず「BMWモトラットの世界。これを体感していただいてエンジョイをしていただくということで、今年は20回目の開催となる『BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2025』をHakuba 47で9月6日から7日にかけて開催いたします」と述べ、魅力的なモデル加えてワクワクするような様々なイベントの展開をしていくとして、参加を呼びかけた。

大隅ジェネラル・マネージャー

中根マーケティングマネージャー
また、中根知彦・マーケティングマネージャーが、新型モデルの特徴について説明を行ったほか、ユーザーの新車購入の革新的な取り組みとして、「今年1月から日本市場ではどのブランドよりも先駆けて、ユーザーの購入機会のDX化を加速化させた『STOCK LOCATOR』(全国から新車在庫検索)を導入しました」と、希望車両が求めやすくなったことを強調。これによりユーザーが日本にある国内在庫のほぼすべてをリアルタイムで検索可能とした。
同社では「このプログラムを製品にとどまらず、あらゆるタッチポイントでの体験にまで浸透させて、これからもますます業界をリードする存在として駆け抜けてまいります」と、ユーザーとの接点強化に取り組むことを強調した。

M1000RR

新型「S1000RR」

S1000R

F900XR

R18

電動の軽二輪モデル(上より)CE04、CE02