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全国オートバイ協同組合連合会 会長に大村氏再任  「第21回通常総会」で各議案可決  国会議員らもエール

全国オートバイ協同組合連合会 会長に大村氏再任  「第21回通常総会」で各議案可決  国会議員らもエール

2024.11.29

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全国オートバイ協同組合連合会 会長に大村氏再任  「第21回通常総会」で各議案可決  国会議員らもエール

全国オートバイ協同組合連合会(AJ)は11月21日、「第21回通常総会」を開き、任期満了に伴う役員改選で、現会長の大村直幸氏が再任する人事を決めた。議案である令和6年の事業と決算関係、令和7年の事業計画と収支予算などのすべての議案を確認し、満場一致で可決した。総会後に開かれた懇親会では、組合関係者や関係団体担当者、大勢の関係議員らが参加し励ましのことばを送り、次年度の活動に向けて勢いをつけた。

 

AJは全国43都道府県にあるオートバイ販売店組織の協同組合を統括する全国組織。各地域の協同組合ではバイクユーザーの環境改善に向けて様々な活動を展開している。二輪車の健全な普及、交通安全などに寄与するほか、行政などへ二輪車の駐車場施設の設置やETC関連の助成金、高速道路料金の減額などへの改善に取り組んでいる。

 

役員改選では引き続き大村会長の続投を決めた。また、それまで副会長を務めてきた6人も引き続き再任された。

 

 

再任した副会長ら。左より副会長の岡田隆幸氏、池淵香次氏、宜野座朝洋氏、大村会長、副会長の野澤正氏、石川喜康氏、立澤隆一氏

 

会長続投の決意のことばを述べる大村会長(懇親会で)

 

事業報告は国内出荷台数が前年を下回る一方で、都市部での二輪車駐車場は不足している現状が続き、二輪車の交通規制が続いている路線も散見され、引き続き各組合と連携し陳情や要望などを行っていくとした。新基準原付への移行も進み各メーカーの具体的な製品発表が待たれるなどと概況を報告した。

 

活動では3月に「東京モーターサイクルショー」への参加、9月には「BIKE LOVE FORUM」は第12回が宮崎県宮崎市で開催され関連イベントでツーリングキャンペーンの開催記念セレモニーを同市内で行った。高速料金引き下げへの活動では、二輪車ツーリングプランの実施、二輪車定率割引が継続して実施。

 

組織運営では全国7ブロックで各地域の組織化推進や各組合相互の連携を図ったほか、加盟組合30協同組合と1協議会、43都道府県に参加の販売店組織となり、さらに組織化を進め全国の加盟販売店へ情報を伝え二輪車業界の諸問題に対応していくなどとした。

 

このうち共同事業のETC関連の事業収益は、ほぼ予算案通りで、定期点検整備場では同ステッカーの販売数は前年よりも15%減少、クラブAJカードの全国発行枚数は1317枚、さらに自動車公正取引協議会との連携、警察庁や経済産業省、国土交通省、環境省など関係各所・団体への表敬訪問、オートバイ議員連盟との二輪に関する諸問題へ対応など、広く活動してきたことを報告した。

 

収支決算では主にドライブレコーダーの収入が落ち込んだ一方で、支出では用品物関連の仕入れを大きく押されるなど、当期純利益を黒字とし前期の繰越金剰余金と合わせてプラスとした。

 

次期事業計画では活動の原資なる、将来の共同購買事業の拡大に向けた財務基盤の強化を視野に、各ブロック連絡協議会と連携を強化しながら、既存事業を推進していく考えを確認した。特に全国の都道府県で組織確立を目標に、各都道府県の組合の組織率を経済センサスの事業所数などを基に30%の推進支援を行うとした。

 

総会には来賓として列席した、警察庁生活安全局の生活安全課犯罪抑止対策室長の前田浩一郎氏、国土交通省物流・自動車局の自動車整備課長の多田善隆氏、経済産業省製造産業局の自動車課長である伊藤政道氏、東京都中小企業団体中央会の情報課主事である千葉俊氏が、祝辞のあいさつに立ちそれぞれの所管についての現況や協力を呼びかけるとともに、組合活動の発展に向けて励ますことばなどを述べた。

 

総会後の懇親会では、二輪関係で尽力する大勢の議員らが駆け付けた。出席した議員は斎藤哲夫・議員、北側一雄・議員、山口那津男・議員、高市早苗・議員、乾杯の音頭を取った逢沢一郎・議員、石井章・議員、高橋英明・議員、石井めぐみ・議員、黄川田仁志・議員、船橋利実・議員、小池百合子・都知事、西村康稔・議員も駆けつけ、各議員らが祝辞のあいさつと組合活動にエールを送ることばを述べた。

 

懇親会では逢沢・議員の音頭で、オートバイ業界と組合の発展を願い乾杯を行った。

 

大村会長あいさつ

役員改選に振れ「8年前にこの組織の会長を吉田前会長より仰せつかった。吉田前会長に“やれ”と言われ、一番心配だったのは私でした。しかし、8年が経過し、10年目もくるかもしれないというところまできた」と述べ、これも「法人化としての20年、数々の二輪に関わる問題を解決、改善してきた」と振り返り会場参加者へ協力の感謝のことばを述べた。

 

再任した大村会長

 

さらに大村会長は「47都道府県のうちの42に法人組織を持ち、1つの任意団体がある。会員も店舗数で2000を超えるまでに成長した。昨今であれば原付の新基準原付、沖縄の通行帯の規制が全面解除された。こうしたことは我々がなければ絶対になしえなかった」と拡大し力を持った組合の成果とAJの存在意義を強調した。

 

また、「各省庁が連携し、我々の働きかけに応えてくれた新基準原付の新しいルールがある。メーカーの各社長さんにはユーザーが喜べるような車両をしっかり作ってほしいということを強く要望してまいりました。『きっと、きっと作ってくれる』と信じております」と期待を寄せることばを述べた。

 

懇親会に駆け付けた議員

 

左より斎藤哲夫・議員、山口那津男・議員

 

北側一雄・議員

 

高市早苗・議員

 

逢沢一郎・議員

 

左より高橋英明・議員、石井章・議員、石井めぐみ・議員

 

黄川田仁志・議員

 

船橋利実・議員

 

小池百合子・都知事

 

西村康稔・議員

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