11月も排気量251㏄以上である「小型二輪車の販売台数」の増加が続いている。11月も前年同月に比べ20%の増加を維持した。累計台数では昨年2月以降より前年同期超えが続き、22カ月連続へと更新した。本サイトでは2022年の年間販売台数を考査し、10万1000台超え推測する。10万台を超えれば1998年以来、24年ぶりとなる。
小型二輪車の販売台数をまとめる全国軽自動車協会連合会の調べによると、11月の小型二輪車の販売台数は前年同月に比べ20.8%増加の8235台であった。今年11月までの前年月比の平均増加は27.3%に達する。
銘柄別の販売台数では、ホンダは前年同月に比べ高い伸びを続け42.9%の増加で3106台であった。ヤマハは今年6月以来で増加し同2.4%増加の849台であった。スズキが比同8.2%増加で620台。カワサキは同14.3%増加して1561台であった。輸入車などのその他では11.8%増加して2099台であった。
同クラス全体の11月までの累計販売台数については、前月に続き同等の前年同期比21.8%の増加で9万4024台となった。
柄別の累計台数では、ホンダが前年同期に比べ48.8%増加の3万0817台となった。ヤマハは同23.3%少ない9890台にとどまる。スズキが同20.6%増加の7373台。カワサキは同42.2%の増加で2万1020台。輸入車などのその他は同11.6%の伸びで2万4924台となった。累計台数では、何とヤマハ以外の銘柄が1月よりすべて前年同月を超えたまま推移した。
オートバイ流通新聞では、同クラスの12月の販売についても前年同月を超えるものとみている。12月の販売は10、11月も出荷台数が前年同月よりも増えており、高い需要に支えられ7600台前後の販売台数とみている。これにより、今年2022年の年間販売台数は、10万1000台強になるものと予想する。10万台超えは1998年の10万4744台以来で24年ぶりとなる。